くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2008/04)

2008/4/30


ジャンプ感想(2008年22・23合併号)


NARUTO

トビ「落ち着け…ゆっくり息をしろ」

と言ってサスケの口をつかみ上げるトビ。どう見ても正しい介抱の仕方じゃありません。体調がいい時だってこんなことされたら拒絶します。

トビ「気がついたか…悪いが拘束させてもらった。大人しく話を聞いてもらえそうになかったからな」

別にサスケは何も暴れていたわけでもないのにわざわざ拘束して話を聞かせようとするトビ。トビが気安くサスケの体に触ってきさえしなければ十分に大人しかったはずです。それ以前にサスケは大ケガをして寝かされていたはずなのですが、どんだけ気が小さいんだこの男は。

トビが語るのは八十年以上前に起きた木の葉の創立に関わる出来事。
って、当時のトビ(マダラ)が30歳前後とすれば、今で110〜120歳くらいですか。自来也が木の葉の里に九尾の狐をしかけた黒幕はマダラではないかと言った時に、カエルのおじいちゃんはマダラのことをあんな大昔の人間がまだ生きているわけがないと全力で否定していた気がするんですが、このくらいならまだ十分生きていてもおかしくないですよね。下手したら角都のが長生きだし。
郭海皇なんて146歳で現役中国拳法家をやっていましたし、体を鍛えていてハッスルできるおじいちゃんなら許容範囲の年齢だと思います。それともカエルの寿命を基準に判断してやがったんでしょうかねあの両生類。
ちなみに、現実世界での人間の長寿では、イギリスのトーマス・パーという農夫が152才まで存命したという記録があります。この人のこともどこかのカエルが聞いたら嘘つき扱いされるのでしょうか。



BLEACH

「六車九番隊」の出撃光景がゾクの殴り込みすぎて吹いた。

修兵は100年経って20代前後の外見にまで成長し、ひよ里は100年経っても反抗期真っ盛りの少女の姿のままで、この成長の差はなんなんでしょう。
そういやひよ里って軽く100歳以上は越えているんですよね。霊体とはいえ、うちはマダラもびっくりの若々しさと少女臭です。



ぬらりひょんの孫

「星矢」っていうとどうしても聖闘士が思い浮かぶんですが。

陰陽師の娘<<鼠の妖怪軍団<<陰陽師の娘一人にびびりまくって逃げ隠れしていた妖怪たち
という、破面戦に入ってからの『BLEACH』に見られるような謎の強さの不等号が早くも出来てしまいました。
『BLEACH』のように長期連載の結果によるバランス調整だとか日番谷のような嘘つき小僧がいたわけでもなく、連載が始まって早々にバランスのおかしなことになっているのはちょっと残念です。
もちろん、妖怪たちはリクオに釘を刺されていたとか、ゆらは人質を取られていたとか、急にゆらが『To LOVE る』な展開にされて「式神さえあれば…こんな奴ら」なクリムゾン状態になっていたとか、そんな理由はあるのでしょうが、あまり読者を納得させられるかたちで話が展開できていなかったと感じられてしまいます。
ところで、ゆらのセーターと制服と下着をまとめて引きちぎりながらも破れる範囲を露出しすぎない程度に収めるというテクニックを見せた旧鼠は、束ねたトランプの一部だけを引きちぎることのできる花山薫並みの握力を持っているのかもしれないです。

旧鼠に捕まり、バラエティー番組に出て来そうな巨大ハムスターケージの中に軟禁されたゆらと家長。軟禁するだけなら普通の檻でいいのに、わざわざ何の用途に使うのか分からない回し車までセットしている手の込みようです。ハムスターはネズミ科なので、ネズミを入れておく用のケージとしてこれを選んだのかもしれませんが、わざわざ自分の種族を入れておくケージを選択しているところにかなり屈折した趣味嗜好が感じられます。

ゆら「旧鼠…アホなことはやめるんや!!えぇかげんにしい!!」

「アホなこと」っていうのは、この回し車まで備えた巨大ハムスターケージのことを言っているのか、旧鼠のボスが屋外で金ぴか王子様イスに座ってかっこつけていることを言っているのか、もう突っ込み所が多すぎてゆらちゃんも困ったんでしょうね。

ゆら「…こ、これが妖怪。なんて、非道なやつら」

少なくともこの時点までの旧鼠たちは妖怪というよりは人間のチンピラに近い行動を取っているんですが、いつかゆらが先入観で人間と妖怪を間違えて殺してしまわないか心配になります。



PSYREN

二手に分かれ、片方が巨大ワームの引きつけ役となり、もう片方がタツオのマスクを奪う作戦。限られた戦力で追いつめられた状況を打破しようとするこういう展開はわくわくします。

アゲハ「雨宮はああ言ってたが、お前はまだ望みを捨てちゃいねぇんだ…!!」
アゲハ「タツオを元に戻して…元の世界に一緒に帰るんだろ…!!!」

この辺は熱血主人公のいいとこなんですが、でも、体も頭も改造済みで死亡宣告が出ちゃってますから、結局は悲しい別れになりそうです。なにより、仮に記憶や正気が元に戻ったとしても、少なくともタツオはもう他のドリフトのようにゲームプレイの度にサイレン世界と現代世界を行ったり来たりすることもなくなっているようなので、現代に帰る手段を失っているんじゃないでしょうか。
それとも、赤いテレホンカードさえ残っていればゴール地点に行きさえすれば帰れるんでしょうかね。『GANTZ』のように時間制限があるわけでもないので、ゲームプレイの度に変わるゴール地点にさえ到達すれば現代に帰してくれるんでしょうか。



魔人探偵脳噛ネウロ

ダンボール博士本城早くも再登場。
テラとのつながりは単に土地の売却だけのようですが、チー坊とのつながりはもっとクリティカルなところに踏み込んでいるんでしょうか。
本城博士の考えた運動力学的に遠くまで飛べる飛び方、これ、飛ぶ時に頭を下に向けるだけじゃなく体を180度向きを変えているんですね。

ボーイの顔の皮を被って変装してきたチー坊。もうこの連中が変装するのに人間の顔の皮を剥ぐのはデフォルトなのか。とりあえず、友人、知人がよく首筋をカリカリ引っ掻く動作をするようになったら、中身が入れ替わっているか、L5が発症しているかの心配をした方がいいみたいです。それにしても、剥がす時凝固した血が顔にひっついていて結構痛そうです。顔にガムテープを巻き付けてそれを手で引っぱがされるのに近いでしょうか。マスクを剥ぐ時に顔がびよんびよんに伸びたり、ぺりぺりと皮がひっついて痛いのにもまったく動じないところはさすが血族の一員です。
本城博士を連れて逃げる吾代、笹塚コンビに、それを追うチー坊と葛西の五本指コンビ。これまでの五本指の戦力を考えると、ネウロ抜きで普通の人間が戦うのはかなり分が悪いです。逆にここで吾代と笹塚に二人まとめて倒されても五本指の格が落ちてしまいますし、まずはいかにこの二人から逃げ切るかということになるのでしょうか。
ところで葛西の火の能力ですが、袖口から火炎放射器の先端がのぞいているので、これまで見せた発火もやはりESP的なものではなく人工的にやってるものなんですね。DRやテラと同じく火の扱いに長けているのが才能でいいのでしょう。
とりあえず、葛西が狂暴な本性を露わにする時に「燃え燃えしてええ!!」と言い出したり、急に出したままにしていたシャツをズボンに入れだしたりするのかどうかが気になっています。



ジャンプ魂

くちゃくちゃ



ピューと吹く!ジャガー

くちゃくちゃ

高菜「私はスプラッター見てもへーきですよ!」

なにこのシンクロニシティ。
しかしいい顔でガム噛んでるなあ。とりあえず高菜の顔がこれに見えたわけですが。

ゆっくりしていってね


2008/4/25


ジャンプ感想(2008年21号)


D.Gray-man

アクマ化されてしまったが、最期の瞬間に人間の記憶を取り戻したタップ。この演出は普通にジンときました。
ただ、タップが成仏する時に回想した残業の日々のシーン。そもそもこの教団のエクソシスト以外の従業員って何の仕事がこんなにあって働いているのかがよく分からないこともあると思うのですが、彼らの残業姿が出る度に違和感を感じるのって私だけでしょうか。「死なしてください」って、日本じゃリアルに残業で過労死する人もいるしね。オフィスワークで過酷な労働環境にある人間って精神がもっと負の方向に向かうし。
この違和感ってなんだろうなと思って考えてみたら、そうか、これって漫画家が仕事で力尽きている時の光景なんだ。彼らの机の上に散らばっている書類とかを漫画の原稿用紙やトーンカスに置き換えてみればすごいしっくりくる光景で納得できました。



BLEACH

昔のロボットアニメで、マユリ様みたいなデザインのロボットがいたような気がするんですが、どうも思い出せない。

マユリ様「!副隊長…君、昇進したのかネ。それは御目出度う」

あのマユリ様の口からとっさにお祝いの言葉が出て来たことが意外でした。なんか普通に驚いてるよこの人。自分の部下を爆弾代わりに使うお茶目すぎるところもありますが、案外根は気さくでいい人なのかもしれません。人間の地の部分というのはこういうなにげないとっさの行動に表れるものです。
ところでマユリ様がつながれている部屋って、寝具はおろか、トイレすらないんですね。あっても鎖が短すぎて半径1メートル以上の移動はできなさそうですが。刑務所の懲罰房よりも待遇のひどい所です。しかも、浦原の言動を参考にすれば2、3日は平気で放っておかれるらしいですし、人道的にも衛生的にも非常に問題があります。尸魂界編でルキアが軟禁されていた牢獄の方がはるかにマシな環境だった気がします。危険人物扱いされてこんな劣悪な環境に軟禁されるよりはまだ罪を犯して牢獄につながれた方がマシですね。



アイシールド21

本庄父「鷹、お前には小さい頃から俺の野手としての力の全てを継がせたつもりだ。父と息子、マンツーマンのコーチでな……!!」

それが気が付いたらアメフト部員になっていたって、もうギャグだよなあ。お父さん、本心は涙目だよね。どこで間違ったんだろうって。



ダブルアーツ

触れているだけで免疫力や治癒能力が強化され、さらには手をつないだ人間の数だけお互いの力が倍増する。こういう主人公が完全にサポート向けな能力なのはおもしろいですね。
キリって、うまいことやれば新興宗教の教祖にだってなれそうですね。やらせ抜きで本当に病気を治癒する体質なんて、お年寄りとかはそれこそ健康長寿のとげぬき地蔵のように御利益があるとありがたがってくれますよ。
そういえば、これからキリとエルーが行こうとしているところは、エルーと同じくトロイ感染者である若いシスターたちがたくさんいるわけで、みなキリの御利益にあずかろうとキリの体を求めてくるというハーレム状態ですね。

ガゼルのプロの暗殺者を倒してのけた少女スイ。当然何かしら特殊な人種ではあると予想されていましたが、それがなんと、純血の戦闘民族でひたすら強さと戦いを望み、この若さで相手が軍人だろうが集団だろうが倒してのけてみせて、さらには町の若い男全員と関係を持ったという予想を斜めに上回る凄い設定のキャラでした。この豪快さと勝負できるキャラは範馬勇次郎くらいでしょう。
まあ、スイが武闘派民族の血を色濃く継いでいるというのなら、純粋な動物としての本能も強いのでしょうし、動物の本能が欲求するものはより強い異性との間に子孫を残すことです。スイが町中の若い男と関係を持ったというのも子種を残すための異性を求める彼女の本能に従っただけであり、その反面に飽きっぽいのも、彼女の本能がより優秀な異性を選別していったからで仕方のないことなのでしょう。
いずれはスイも勇次郎のように、自分に最適の異性を見つけた時は、その相手を強奪するようにとっつかまえて「俺の子を産め!!」と、間違えた、「あたしの子を作れ!! 」と荒々しいプロポーズをするのでしょう。スイにそんな風に迫られた男はきっとみんな、告られる直前に自分の衣服がびりびりに引き裂かれる幻覚を見るはずです。
もしくは、もっと動物の本能に素直に、有無を言わさず悲しいほどに野性的に衆人環視の場だろうがどこだろうが交尾に走ってしまうのかもしれません。その光景を節制を重んじるシスターの身分であるエルーが目撃したら、きっと「野生度高ッけ〜〜」とカルチャーショックを受けることでしょう。



サムライうさぎ

中堅戦は両者気絶で引き分け。ここに来て一勝一敗一引き分けのイーブンな状態になったわけですが、もしここで二勝一敗になっていれば、そうね2対1になった時点で大方の読者は副将戦は負けると予想してたはずだものね、な状況になってどちらが勝つのかは分かりやすかったのですが、まだまだ先の読めない状況になってきました。
副将戦は生けるモテ神摂津兄キィと美少年鳳の対決で、イケメン対決となりました。
ストーリー上、最後に登場した鳳がてっきり大将だと思っていたので、この組み合わせになったのは意外でした。さらに今回は不参加になると思われた風間が復帰するようなので、大将戦は風間対ヴィンセントになりそうです。
とはいえ、このまま伍助の出番をなくすということもないと思うので、副将・大将戦の結果が一勝一敗に終わって引き分けとなり、最後に勝ち抜きを決めるためのエクストラ戦が設けられ、そこで伍助の出番になるのでしょう。
そして流人側で勝ち抜き決定戦に出るのは鳳。突如泣きじゃくり始める鳳に、それを見て青ざめる流人たち。そして流人の真のリーダー格である、鳳の第二人格飛鳥が目覚めて、環境利用闘法を駆使して小石混じりの砂つぶてをぶつけたり砂の景色に同化して姿を消したりして伍助を苦しめるのでしょう。



HUNTER×HUNTER

無関係の一般人(コムギ)を殺めてしまったかもしれないことでちょっと気落ちしていたゼノ。殺し屋だけど、カタギには手を出さない主義だったようです。でもシルバあたりはともかく、ミルキやイルミはそういうことは気にしなさそうなので、おじいちゃんだけのポリシーなのかも。
ゼノが「話が違うぞ」と会長を責めていたのも、今の宮殿には無関係の一般人なんかいないからドラゴンダイブやってよと頼まれてやってみたら、無関係の一般人がいて巻き込んじゃっていたんで文句を言っていたのでしょう。でも、攻め受けいろいろ想定していた会長も、まさかキメラアントの王が女の子とイチャイチャ軍儀をしておたのしみ中だったなんてのは想定外どころか理解の範疇を越えていたでしょうから、仕方のないことだと思います。
しかし、ゴンたちや事前に潜入していたパームはもともと命がけで任務に臨んでいるからドラゴンダイブくらいの突発事項も覚悟しておけということなのでしょうが、宮殿には確かビゼフがゆうべはおたのしみでしたねをするために集めた女性たちがいたはず。彼女たちの内の何人かは絶対ドラゴンダイブで死んだよね。

新技モンローウォークを披露することなく死んでしまったヂートゥさん。まさかあれだけ前フリしておいて即死オチとは完全に予想外でした。
ヂートゥの新技はモラウの能力から影響を受けたものではないかとか、今のこの局面でヂートゥの介入がどう影響してくるかとか、いろいろ予想を立てていた感想サイトもいたと思うのですが、それらの予想の最悪のケースのその少し斜め上を行かれてしまいました。



魔人探偵脳噛ネウロ

今週弥子が食べていたのって、これか。
つうか、会話しながらわずか4コマで食い終えるな。やる事が同じ人間とは思えない

「オトコに走るしかなかったのだ」とか、「そっちの男の料理」だとか、「肉だらけ」だとか、今週は一部の読者を釣る気満々のキーワードが満載でした。
どうやら、「肉も食える」ようになってしまったチー坊は吾代の予想する最悪の斜め上を行く子に育ってしまったようです。
しかし、あの雑誌、買ったのはネウロなのか。いったいどういう用途で持っていたのかが気になります。ネウロが弥子や吾代にいつものおちょくりをするためならまだいいですが、あかねちゃんに頼まれて買っていた物とかだったりしたらいろいろと反応に困ります。

弥子「じゃあ私たちにも同じように優しくしてよ」

もっと優しいプレイを所望する弥…
ドロップアウト後のネウロが笹塚とどう接するのかは気になっていましたが、ネウロも望月のように相手によって接し方を変えるタイプのようです。てことはなんだ、ネウロも相手によっては仕事中に「ヒマなんだよォ〜」と言って抱きついたり、夜中にゲームの攻略法を聞くために電話してきたりすることもあるのか。
まあ、笹塚に嫌がらせをしても弥子や吾代のようにいいリアクションは返してくれなさそうですけどね。

そして、弥子にバイキング1年間無料券を与えるという死亡フラグを回避したばかりのホテルで接触することになりそうな笹塚たちとチー坊。これまでの血族の行動を考えれば戦いの場となるこのホテルが無事で済むわけはないので、このホテルが壊滅することになるのは運命のように決定されている事象だったようです。


2008/4/17


ジャンプ感想(2008年20号)


アイシールド21

ヒル魔「ケケケ、重心移動で進むセグウェイと組み合わせっと、酸素カプセルしながら動ける。世紀の大発明、移動型酸素カプセル」

試合の日までを酸素カプセルで過ごすことに決めたヒル魔は、レガート・ブルーサマーズ状態で日常生活から学園生活までを過ごすことにしたようです。移動はともかく、これ、自力で外に出ることもできない監禁状態にされている気がするんですが、食事とおトイレはどうするんでしょうね。

モン太「俺はただの、当て馬じゃねえか。敵のいねえサラブレッドをちょっと愉しませるためのよ、当て馬探しに来ただけじゃねえか…」

>あてうま【当て馬】
>(1)牝馬(ひんば)の発情の有無を調べるために、仮にあてがう牡馬(ぼば)。試情馬。
>(2)相手の出方を探るために、仮に表面に立てる人。

なるほど、モン太の解釈はつまり、本庄パパが関東大会を見に来ていたのは、息子にあてがって愉しませてあげるためのお相手を探しに来ただけだったということですか。そして鷹がモン太のVTRを見て嫌そうな顔をしていたのは、モン太は彼の好みには合わなかったからのようです。まあ、鷹くんにだって好みはあるでしょうしね。



NARUTO

トビ(マダラ)の素顔はまだ引っ張るつもりらしいですが、すでに若い頃の素顔は割れているし、正体不明にしておきたいだけならこれといって引っ張る理由がありません。写輪眼も右目だけしか見せていないところから考えると、顔の左半分に何かしら後遺症なり秘密なりがあるのでしょう。
それにしても、仮面外しかけたままの姿勢で天照をくらって危うく死にかけているマダラの姿がものすごくマヌケです。

トビ「イタチの最後っ屁ってやつだな…オレには通用しなかったが…」

なんか上手いこと言ってるんだか空気が読めていないんだかよく分からない発言です。サスケにも軽くスルーされちゃってますし。しかも「通用しなかった」とか言っているけど、その最後っ屁を防ぐのにすごい必死になっていたし、きっと仮面の下は汗だくです。どうもこの人は発言や行動をすればするほど大物としての貫禄が減っていきます。
今の『NARUTO』の登場キャラの中では、一番ラスボスに近いポジションにいるのがうちはマダラなんですが、でもトビの姿でどつき漫才やっているところとか、身内(イタチ)からは「負け犬」呼ばわりされているところとか、なんかボスとしての風格よりも小物としての風格の方がインパクト大に出ちゃっていて、トビ(マダラ)が最後の敵になることはなさそうな雰囲気です。



BLEACH

今週のマユリ様に何かものすごく既視感を覚えたんですが、なんだろうと思ったら、藤木君に似てるんだ。

危険因子だけど能力を活かせる機会さえ与えてあげれば役に立つんじゃないかと思ってマユリ様を隊長にしてみたらしい浦原。
で、隊長にしてみたら、自分の部下を人間爆弾にしたり、罪のない霊魂を趣味で解体したりする隊長になってしまったわけで、大きな力はともかく、倫理的にはやっぱり失敗だったわけですね。



ダブルアーツ

プラネットリング

ガゼルの人は、あんな有名な魔技を子供の浅知恵などと馬鹿にするなんて勉強不足もいいところです。
スイの武器は、先週見た時の印象は『ソウルキャリバー』のティラだったんですが、実際の戦闘シーンを見ると、どっちかというとこっちです。

ガゼルの暗殺者に襲われた二人の助けに入ったスイ。鉄製フープという奇妙な武器を使い、圧倒的な強さで暗殺者を倒してのけました。
ところでさりげなくM字座りでへたりこんでいるエルーがポイント高いです。

スイはキリの元カノということが判明。おそらく今後の展開的にはキリとエルーの旅にスイも同行すると思われるので、寝床、入浴、トイレに至るまで一緒でいないといけないというプレイを強要されている男女に、その男の元カノという、設定だけを見ればとても少年誌には載せられない複雑な三角関係のパーティーができあがりました。



PSYREN

タツオは名字からしてアゲハたちの仲間側に入ることはなく、「おれはしょうきにもどった!」になることもなく死んじゃいそうですね。

望月、霧崎がサイの力に覚醒し、これで正式レギュラー入り決定。
今のサイレンドリフターズのメンバーは、
アゲハ:熱血バカ
飛龍:真面目な熱血漢
雨宮:ヤンデレ
霧崎:抜け目のないお調子者
望月:BL用員
と、いい具合に個性的なキャラがそろってきました。霧崎のお調子者ぶりも愛嬌があって、単なる嫌な奴にならない好感が持てるキャラクターです。
あとキャラクター的に足りないのは、雨宮をお姉様と慕う妹属性のロリキャラと、無口でクールなラジカセでしゃべるボディーガードあたりでしょうか。

動けない望月、霧崎の二人をアゲハたちに任せ、タツオとタイマン勝負に挑む雨宮。そういえば雨宮って、サイの得意分野がライズで思いきり肉体武闘派ヒロインなんですね。しかも趣味が刀剣収集です。
ライズによる運動能力向上で、鍛錬によって到達し得る領域を明らかに凌ぐ跳躍でタツオを翻弄する雨宮。さらに絶対領域もパーフェクトガードしつつ戦うという余裕ぶりです。

雨宮「あなたの頭の中を覗かせてもらうわ」

もう一つの得意分野であるトランスで相手の正体(経緯)を探ろうとする雨宮。それにしても、雨宮に頭の中を覗かれるって、なんとなくものすごい精神的な後遺症を残しそうです。



サムライうさぎ

体がフットーしそうだよお


ものすごい燃焼系ぶりを見せるウズラ。いったいカテキン茶を何杯飲めばこんなに燃焼できるんでしょう。
そんなウズラの熱の流法に苦戦する千代吉。ついには抱きつき攻撃で直に熱攻撃をくらってしまいます。刀はあくまで攻撃の補助でしかなく、そもそもウズラ自身の体が高熱を帯びているのです。どういうことかというと、つまり、

      !!                   _>-t‐...、
ヾ、        〃        _. -ァく:::::〃ヘ::::::\
                  _ ‐-′, 二ヽ::!!::::::ゝ、:__}
    し 体        /  /  丶ヽ:ゞ;、_:-く
    そ が        j  // | |リノハヽ}丶::二::::イ_
    う フ        /   { ノノ_  ,r !/― リ从ヾ`
=  だ  ッ  =    {  ノノヘ'´:::/´_..、--―┴ヘ        !!
    よ ト          ) r'〃 ̄ ̄ ̄    __.-<\} ヾ、          〃
    お │        / j/{:.|l  _....--―T ̄ .._   |
     っ       (( r' ハ:.ゞ_、´ソ:!   |     `T "j    す こ 繋 ガ
     っ          ))  r、:.:.:.:.:.:.:.:j   |/   ノ !  /   る ん が 
〃        ヾ、   ((  {三:::::.:.:.:.イ    j     ! /=  な な  っ  キ   =
     !!       ヾ、_.ノ´:.:.:::::::/    /     ! /      ん 試 た 
              r':.:..:.:.:.:.:.;r' `ニ´ /     '/_    て 合 ま と
            /ゝ、_/!{   ∠     { \ `ヽ       ま
             ! : : : /  ヾ /  \ヽ二二ン ト、 / 〃         ヾ、
             ! : r'´   /      ヾ\  \ \      !!
            r┤  _イ    _.\    |. \   ヽ \
            ヘ_ゝ∠:_ノー<´:::::::::\  |:.  \   !   ヽ
                 l::::::::::::::::::::::::ノ`7|    \ !  ハ 

こういうことです。
衆人環視の場にあることで温度をさらに上昇させることに成功。脂肪の燃焼に加えて精神的な羞恥心さえも攻撃エネルギーに転嫁しているのです。
しかし、ウズラも最後にはフットーしすぎて墓穴を掘ってしまったようです。COOLからHOTになっちまったようです。

ウズラ「誰が…助けてもらうか…侍の手下なんかに…手遅れなんだよ…もう…」

鶴屋の時と同じく、ウズラも千代吉が嫌な奴ではないということは分かっていながら差し伸べられた手を拒絶します。「手遅れ」というのは、例えば吾助たち個人は他の侍とは違うから、彼らだけは侍だけど許せるとか、そういう許すことができる状態をすでに越えてしまっているということなんでしょう。



魔人探偵脳噛ネウロ

魔力回復のため動けないネウロを見て、日頃のSMプレイの恨みを晴らすチャンスと、ネウロにケーキをぶつけようとする弥子。
普段、あれだけ為す術もなくドS行為を受けているのに、それでも逆襲のチャンスを見逃さない弥子の精神力ってどんだけタフなんだ。ネウロのSぶりがすごいので誤解されがちですが、弥子自身はMでありません。むしろ石垣や叶絵と接している時は天然のSぶりを見せることだってあります。
そして予想通りに対策済みのネウロが仕込んでいたピタゴラスイッチなトラップでボロ雑巾にされた弥子。いつか弥子がこういう行動をとる時のことを考えていそいそとこんなトラップを設置しているネウロの姿を思うと微笑ましいものがあります。

弥子「大丈夫、ケーキだから体にダメージはいかないよ。後で食べるし

後で食べるし
後で食べるし
後で食べるし
顔にぶつけたケーキを後できれいに舐め取って食べると言っている弥子。す、すげえ。これってどういうプレイですか。日付を越えた弥子はなんて凄いプレイを考えるようになったんですか。ネウロの調教の結果だとか、そんなチャチなモンじゃ断じてねぇ、もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ。つまりはウブ毛まで舐め取ってやるぜこの魔人野郎ゲヴァヴァヴァヴァヴァってことですよ。


チー坊「…ねぇ、もっかいよく見てよ。俺が草食なのか、肉食なのか」

旧友である吾代の前で人間を殺して見せたチー坊。どうやら血族の三人目はシャボンランチャーの使い手、波紋使いのようです。チー坊のシャボンをくらったボッタクリバーの店員が頭からフットーしちゃったのは、きっと吸血ゾンビか何かだったのでしょう。

ジェニュイン「私が技術テクを教え込んだお気に入りよ」

どう見てもまだ未成年のチー坊は、ジェニュイン先生からソッチの技術を教え込まれたらしいです。きっと、チー坊は波紋ソッチの技術を教わったジェニュインのことを「先生」と呼んで慕っていて、「おれは先生を自分の母と同じくらいに尊敬している」とか言っているのでしょう。
そして波紋使いの師匠であるジェニュインは実は見た目をはるかに上回る年齢で、50歳を越えている疑いが出て来ました。

2008/4/11


ジャンプ感想(2008年19号)


BLEACH

扉絵は昔と今のヴァイザードたちの面々です。
基本的に老化はしない霊体の人たちですから、荒木先生のように何世紀生きようがいつまでも顔立ちは変わりません。ただ、ファッションに若干の差違のある人は出ています。とりあえず六車はなんか嫌なことあったのか。あとハッチが今はおとなしくなっているのは角がなくなったせいでしょうか。
それから御年百歳以上のリサたんがセーラー服を着るのを止めてあげる友達思いはヴァイザードにはいなかったんでしょうか。死神辞めて一番はっちゃけちゃったのは実はリサたんだったんだと思う。

十二番隊隊長に就任した浦原。しかし反抗期真っ盛りの副隊長を抱え、人間関係に苦労しているようです。
そんな浦原が副隊長とのコミュニケーションの潤滑のために提案したのが、「今から”蛆虫の巣”に一緒に行って下さい」でした。「蛆虫の巣」というのがどういうところかは知りませんが、名前からして女の子と二人きりになるには適切な場所ではないことだけは分かります。
例えば、異性に一緒に粗大ゴミの廃棄場所に行ってください、と誘われて喜ぶ人はあまりいないわけで、粗大ゴミの中から何か、かぁいいものでも出て来るのなら話は別ですが、蛆虫の巣なんて名前のデートスポットから出て来そうなものなんて腐乱死体か虚くらいです。
平子の「好きなようにやったらええ」というアドバイスは間違ってはいませんが、浦原の場合は人を自分の調子に引っ張り込むには趣味が特殊すぎるようです。



アイシールド21

荊田に会ったセナたちは、後でコータローにはどんな風にこのことを報告したらいいんでしょうね。
ものすごくいたたまれない気持ちになると思います。



サムライうさぎ

風雲七菜城

テラと祖先を同じくする土を操る能力の血族であることが判明した千代吉。

七菜流鍬術奥義風雲七菜城。
「城」とはつまり、その土地の「支配」を意味する象徴であり、風雲七菜城とは千代吉の「征服」願望が現れたものであることが分かります。
きっと千代吉たちの祖先は、次々と土地を征服し、蹂躙した後は、街や村を埋めて、七菜を植えて回っていたのでしょう。

元々剣術描写に関してはリアルさは求めないスタンスの漫画でしたが、城を掘りあげたり、体型変化したり、戦闘のレベルがいきなり忍術漫画の世界へ突入。なんかいろいろと悪い意味で吹っ切れてしまったように感じられてしまいました。
中堅戦でこんなことをやられてしまって、この後試合をしないといけない吾助や摂津などはかなり困っているんじゃないでしょうか。流人の残りメンバーには足に刀を仕込んでいる奴とかいましたが、今週の戦闘を見た後ではやってることがショボいもいいとこです。ドラゴン殺しを持たされた摂津などは、相手を豪快に肉片にでもしないといけないくらいの空気が生まれてしまいそうです。



ダブルアーツ

早朝、幼なじみの男の家の前にいると、その男の部屋の窓からパジャマ姿の女の子の姿が見えました。
で、まず大半の人には先週フワフワした描写があったんだなと誤解されて当然のシチュエーションです。
スイのあの「ニッ」は、まあそんな感じで誤解したことによる笑いなのでしょう。きっと急いで赤飯炊かなきゃとか思っていたのかもしれません。

もう一人のガゼルの刺客に襲われたキリとエルー。
相手の投げたナイフを組み合わせて武器を作り上げてしまったキリ。行動の意外性は十分ですが、こんな武器で本当に戦えるのかといったところで、これで相手を倒してしまっていたらそんなのありえないだろとツッコミが入るところでしたが、結局はただのこけおどしで終わりました。
こういう、意外性はあるが、でも非現実すぎる強さにはならないところは好きです。
一方、「ソウルキャリバー」のティラみたいな武器を持ったスイは戦闘タイプのキャラっぽく、主人公とヒロインには純粋な戦闘能力はありませんが、代わり周りの人間が戦ったり、策を練ったりサポートする側で活躍してくれることに期待です。



魔人探偵脳噛ネウロ

「ウブ毛までしゃぶってやる」ってなんかエロいな。


チー坊

チー坊はきっとヨーグルトが大好き。築紫とはいい友達になれるかもしれません。
吾代の旧友らしいチー坊。しかし、前フリもあって、いかにも血族ぽい雰囲気を漂わせています。彼が五本指の一人だとすると、「金」属性の能力を持っているのかな。
とりあえず、彼が着ているシャツが特に怪しいです。進化の系図を逆にしたような模様に、末端に伸びている線は六本。そのうちの一本だけが進化の枝から分離しています。これほど怪しい衣装もないでしょう。『ストーンオーシャン』で「サバイバー」のスタンド使い、グッチョが登場した時に、「SURVIVOR」のロゴの入ったズボンを履いて登場した時くらいに怪しさ全開のデザインの衣装です。

ネウロ「今回の敵がそうだったように…「シックス」と会う前、奴等は奴等で広い人間関係があったはず」

血族の党首であったシックスのような例外をのぞき、五本指のような上位のメンバーでも、そのほとんどの者は初めから悪意の血族として生まれて成長してきたわけではなく、DRもテラも、初めは「人間」として生まれ育っていました。血族としての悪意の才能に目覚めた人材をシックス(とジェニュイン)で全国行脚しながらかき集めているわけで、結構血族の党首というのも忙しいのかもしれません。でもそのストレスを、あまり必要もなく部下を自殺させてみたりで発散させていて、なんとも効率の悪い求人活動をしています。
今の時代はいろいろと情報通信技術が発達して便利になっていますが、まだそれほど便利ではなかった頃などは、シックスたちも血族の仲間探しに苦労していたと思われます。それこそ四方八方手を尽くし、例えば雑誌の文通コーナーなんかも利用して、こんな風に呼びかけてみたこともあったんじゃないでしょうか。

こんにちは、生まれつき人を絶望の淵に追いやるのが好きな人、
人に身体的、精神的苦痛を与えるのが好きな人、
そんな人がいたら一緒に語り合いませんか?ぜひ返事ください。
P.N:E(男性)

火を見るのが大好き。着けるのも大好き。
そんな火の魅力に取り憑かれたあなた、
私とお友達になりませんか?
P.N:燃えよドラゴン(男性)

不動産業を営んでいるイケメンの二十代です。
どんな犠牲を払っても人を征服することに至上の喜びを感じる人、
人を埋めるのも大好きな人、そんな人材を
我が社では待っています。
P.N:テラ(0***-**-****)

いつもドSな女王様で、男どもにご奉仕させるのが得意なんだけど、
彼氏の前ではいつも従順なドMな女になっちゃうんです。
そんな私の奴隷になりたい人を待ってます(はぁと)
P.N:G子(女性)

本当はジャズなんか大嫌いなのに、いつも見た目で誤解されて困ってます。
私と雅楽について語り合えるお友達を待ってます。
P.N:D.R(27歳男性)


記憶をなくし、初期化されたX。
どうせこのドSオヤジのことですから、「子供の教育」なんてのは建前ばかりで、実際にはネチネチとXIに少年誌では描けないような実験をしたり拷問を楽しんだりしたいだけだと思っていたんですが、意外にも真面目に子供の教育をするつもりらしいです。
あのXIの姿も、もともと暫定的に設定した仮の正体でしかなかったので、シックスにリメイクされたXIが出生時の性別に戻ることだってありえます。

笹塚と一緒に正体バレバレ状態で帰ってきたネウロ。笹塚に関しては口が固いのはもちろんですが、それ以上に異常事態への適応能力の高さも評価できます。笹塚と建前抜きで腹を割って話せる関係を作れれば、自動的に笛吹や築紫らの警察上層部への影響力も持てるので、裏の世界のパイプ役を吾代に任せたように、警察側のパイプ役に笹塚を頼ることができます。警察関係者でネウロが正体を明かすのは、おそらく笹塚一人だけと思われますが(篚口は例外で)、笛吹、築紫、等々力あたりもネウロの評価と状況次第でいつかは正体を明かすようなこともあるのかな。石垣は間違いなく最後までハブられるでしょうけど。

笹塚が帰った後、ごく自然な動作で上着を弥子に預けたネウロにそれをごく自然な動作で受け取った弥子。なにこの夫婦。もうほとんど俺の嫁状態じゃないですか。



To LOVE る

::::::::::::::::::::::::::::::::::.:.:.: `丶、
::::::::::::::::::::::::::::::::,ィシへ、 ヽ
::::::::::::::::::::::::::,イム―--`ヽ ゝ
:::::::::::::::::::::/―--ニ= ,}トミヽ   なんでもかんでも
:::::::::::::::,ィ',r '"⌒丶.. ``''7iヾ',l!   燃やして解決っ!!
_::,::ィ"::{l     l::  ,ィLiリ!lリ
:::::::::::::::::丶    ノ'==y'⌒Vi′   マジカルキョーコ
:::::::::::::::::::::` ― '::::::: ll  ,ハ、    参上―――!!!
:::::::::::::::::::::∴¨ ::::::: 丶-イ
:::::::::::::::::::::¨  ..:::::::  ∵;
:::::::::::::::::.:.:   :.:.ノ   ,'   ,ィ'ヽ从
::::::::::.:.:.:.:.:.:  ,ィ〒ェ=ュ ,:'   (^:.:.:.:ノヽ
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.-='-ヘ,`' f,r'´,'  r'^:.,r:'":.:八
ヽ、::::::::::.:.:.`ヾ;;,`゙ニノ /   (:.:.:.):.:,、ミヽ,`
::::::::::丶、:.:..:.:.:.:.   ノ   (ろィ:.:.>'"
::::::::::::'" ,ィ'^ '' ― ''"      t':.ラ う
::::::::::::  !ヽヽ           リ
丶、:::::  ' ゙l丶         ;'
::::...丶、 _,ノ \     (二二ヽ
::::::::::::::........    \   r-「:||:.:.|`'く, - 、
::::::::::::::::::::      ``/ノ ,!,-‐ '"´  .ノ
:::::::::::         /´/::   kニ二、
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リト「夢…?なんであんな夢を…」

全裸にひん剥かれたララが荊のロープでがんじがらめにされているというとてもマニアックなプレイを強要されている夢を見て目を覚ましたリト。
「なんで」も何も、非常に分かりやすい人間の三大欲求の内の一つにうながされた結果としか言えないのですが、とりあえず、古手川さんがリトを同じ室内で寝泊まりさせなかったのは正解だったと思います。



こち亀

ジャンプ読者の99%には分からないであろう内輪ネタだったんですが、作者が楽しんで描いていることだけは分かりました。


2008/4/3


ジャンプ感想(2008年18号)


ダブルアーツ

「ダブルアーツがダブルアッー!に見える」って、ダブル=二重で、「フタエノキワミアッー」とかけているのか、と、そんなものすごくどうでもいいことに気付きました。ほんとにどうでもいいことですが。

出発までの間は街に滞在、ということで早速のお泊まりタイム。
シスターであるエルがトロイ感染者であることを知りながら温かく迎えてくれたキリの家族。キリの父母のキャラクターもいい具合に個性が出せていて好感が持てますし、キャラクターの個性作りは上手いです。
と、それはまあともかく、早くも第一のイベント「入浴」に来たわけですが、なんかキリの反応が淡泊すぎますね。布一枚の向こうで今手をつないでいる女の子が一糸まとわぬ姿でシャワーを浴びていて、姿は隠しても音は丸聞こえなそんな状況下で、全く平然としているキリがありえない。ありえぬ。
『To LOVE る』や『いちご』の主人公だったら、軽く3〜4ページに渡って妄想を暴走させているところです。それともポーカーフェイスが得意なだけで、聴覚と触覚と嗅覚のみでお腹いっぱいになるほどのイマジネーションを堪能したのでしょうか。検校様も「ものを見るのは目ばかりではございますまい」と言ってましたっけ。



BLEACH

今週から過去編に突入です。
しばらく放置気味だったヴァイザードたちの素性と、藍染との関係の伏線回収もここでまとめて片付けようということなのでしょう。そういえばヴァイザードたちも空座町にいたはずですから、破面と死神たちの戦闘に介入してくる可能性もありそうですね。
あまり伏線を引っ張りすぎるとグランドフィッシャーのように手遅れなことになってしまうので、彼らの過去を語るなら今のタイミングしかないでしょう。ヤミーは多分もう手遅れ。

百十年前の尸魂界。そこには隊長、副隊長の地位にいるヴァイザードたちの姿がありました。空座町の廃屋を占拠して暮らしていたスラム街のバッドボーイズみたいな人たちが、いきなり死神装束を着ていた姿を見てもどうしても違和感があるのですが、死神隊長格って、素性が知れないどころかめちゃめちゃ馴染みのある人たちじゃないですか。
いつだったか一護の親父と浦原がヴァイザードの連中のことを「元死神らしいが素性のしれない胡散臭い奴等」みたいに言っていた気がしますが、長生きしていても記憶力はあまり良くなかったのでしょうか。それとも浦原や黒崎一心的には、あんな奴等もう同僚でも知り合いでもなんでもねえよということなのでしょうか。

今回ヴァイザードで未登場だったのはハッチと白ですが、この二人も他の番隊の隊長格として出てくるのでしょう。十代目剣八の話が出ていましたが、もしかして、鉢玄(ハッチ)→ハチゲン→ゲンハチ→剣八ってことですか。今でこそ穏和な気質をしていますが、昔は安西先生のようにホワイトデビルと呼ばれて恐れられていたのかもしれません。
なんかこうして怪しみ始めてしまうと、『ネウロ』のシックスの血族の時のように、だんだん名前に「ハチ」と入っているだけで剣八疑惑を抱くようになってしまいます。例えば今『ワンピース』で活躍中のはっちんなんかかなり怪しいです。斬魄刀っぽいものも持ってますし。きっと卍解したらノイトラみたいに腕が六本に増えるんですよ。



魔人探偵脳噛ネウロ

ネウロ「理解したか?全てを征服される気分を」

さすが総攻め魔人。体の攻めでも心の攻めでも卓越しています。
今週はテラへのお仕置きターイムというかんじで、DRの時には肉体をとことん痛めつける拷問プレイでしたが、テラには精神面での拷問プレイです。
状況的には魔力を限界まで消費させられて、戦闘で魔界能力に頼ることもできなくなっているというのに、それを一向に気にすることなく、「人間の力を借りる」という方向に割り切ります。ネウロにしても、葛西の言うように極力自分の正体は知られないようにしたかったはずですが、協力を仰ぐことを迷いはしませんでした。
全然窮地を感じさせない余裕ぶりですが、でも弥子のいる探偵事務所に帰ったらまたHAL編の時のように倒れて肌がバオーみたいにヒビが入ったりするのかもしれません。

テラにTomak体験をさせられた人間たちを手駒に使おうとしていましたが、しかし、ある日いきなり生き埋めにされて、目隠しが取れて最初に見た光景が魔人とドーピングコンソメ男の人外バトルという悪夢そのものの光景じゃあ、このうちの半数は精神的に立ち直れなくなるんじゃないでしょうか。

ネウロとテラの戦いにはわりと物わかりよく助太刀してくれた笹塚。さすが入院中の自分のベッドの上で座敷童とグレイがトランプを始めても動じなかった男です。「人」の形をしている存在くらいならそれほど驚く対象でもないのでしょう。まあ、これまでもXとの戦闘やシックスとの遭遇なども経験しているから、その分慣れもできているのでしょうが。



アイシールド21

先週「帝黒学園の投手」と言われていたのは実は女の子の方で、盤戸を引き抜きで出て行った盤戸の元エース荊田は、帝黒では4軍止まりでした。
ということで、ここは笑うところなんでしょうか。『ボーボボ』のビュティがいたら総ツッコミなのは間違いないですが。
先週、関東大会の会場に来ていた荊田を見て激昂しそうになったコータローを、赤羽が「よしてやれ」と止めていました。あれって、引き抜きで帝黒のエースになりながらも、盤戸の仲間を捨てたことに未練も持っていた荊田がわざわざ関東まで足を運んで盤戸スパイダーズの姿を見に来ていた、と解釈していたんですが、別にそんなことはなく、実は赤羽は帝黒学園での荊田の実情を知っていて、わざわざスカウトされて関東から関西の高校に転校までしたのにこいつ補欠どころか4軍止まりなんだぜ、と哀れすぎて何もいえない気持ちで「よしてやれ」と言っていたわけですか。あ、なんだ、やっぱり笑うところだったんだ。

帝黒アレキサンダーズ投手の花梨のことですが、高校のアメフト事情がどうなっているのかは知りませんが、大会で選手の男女混合って許容されているんでしょうか。それとも花梨が女の子なのはあくまで外見だけの話であって、女装しているだけというヲチだったりするんでしょうか。でも男扱いすると豹変してブチ切れるのでみんな女の子扱いしているとか。



To LOVE る

何者かが作り出したリアルRPGの世界でゲーム進行を進めていくリトたち。そしてこんな大がかりなイタズラができそうな人物はただ一人。その容疑者ララはというと、なぜかお姫様役で大魔王の手に囚われていました。大魔王は改造によって自立意志を持ったゲームキャラで、すでにララの意図を越えて動き出している様子です。
…ってこれ、『レベルE』のカラーレンジャーの展開じゃねえか。

リト「何してんだ?ん?バカ王女さんよ」
ララ「リトたちがビックリするだろうと思って」
リト「確かにビックリした。だけどよ、その後オレらにつかまってどつき回されるって思わなかったか?」
ララ「うん、今考えれば確かに。でもあの時は「ああ、これでリトたちをビックリさせられる」って思ったらもう、リトのあきれる顔が見たい一心で他の事はあんまり…」
リト「こいつ出たての芸人か」

魔導師がレベル1で使える魔法が「仲間の衣服をはだけさせて胸を露出させる」って、序盤から制作者の正気を疑うゲームシステムなんですが、例えばレベルが上がって上位魔法になることで、「敵の防具をはぎ取って防御力を下げる」とか、「仲間に付いたステータス異常を引っぱがす」などと実用的な方向に進化したりするのかもしれません。でもこの漫画なら、「仲間の靴下だけを残して衣服をはぎ取る」とか「仲間の上着は残したまま下着だけをはぎ取る」とか無駄に高度な方向に進化する可能性も否定できません。



HUNTER×HUNTER

ピトーの行動を理性のレベルで受け入れられないゴン。そもそもゴンとキルアに関しては、人類をキメラアントの脅威から守るためとかそんな大義名分的な理由はなく、カイトの復讐と救済という個人的な行動理由だったので、そこでその憎い仇が見知らぬ女を「救けさせてくれ」と言ったところで、「それじゃあ仕方ないよね」とか「そんなに悪いヤツじゃないんだ」といった方向に思考をチェンジできるはずもなく、さらにいえば、この状況を利用して他の仲間の援護をするという考えは頭の片隅にすらないでしょう。今週の終わりの方でキルアがいなくなっているっぽいのは、キルアの方にはその考えがあったのかもしれませんが。
冷静な視点で見ればゴンの駄々こねは聞き分けないなというところですが、別に正義の味方っていう位置づけのキャラだったわけでないしなあ。でもキルアの方はゴンに対して少なからず今週の『ジャガー』のしげみちに対するような気持ちを抱いていることでしょう。

コムギを救うためなら腕でも足でも持っていけと、交戦する気がないことを体で示したピトー。ゴンとペイジンに行く約束までしてしまったし、これで王直属の護衛軍のうち、ピトーは完全に戦力からは消えました。
彼ら三人の王の忠誠心に限っては、王は強いから簡単にはやられはしないとかいう考えでは行動しないので、ピトーは「王の身の安全」と「王のコムギを救いたいという個人の意志」を天秤にかけて後者を選んだわけです。
コムギとの出会いで王の性格も変わりましたが、ピトーもいつの間にか人間的な性格に変わっています。初期の頃のポックルで剣山プレイをしていた頃のピトーとは別人に近いです。ついでにその頃のピトーの絵を見たら、顔もまるで別人でした。