くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2006/08)

2006/8/24


ジャンプ感想(2006年38号)

『BLEACH』

前々から気になっていたんですが、ヴァイザードの人たちはここで共同生活してるんでしょうか。白が「ウチの真ん前に落ちてたら」と言っているってことは、やっぱりあの倉庫が彼らのマイホームってことですよね(そしておそらく不法居住)。
当初は尸魂界にすら得体の知れない不気味な集団だった彼らですが、蓋を開けてみればちょっと陽気な家出した少年少女の集まりみたいな連中でした。そして「仮面の軍勢」などと言っていたわりには10人程度の小規模仲良しグループ。元死神が尸魂界での居場所をなくして現世に流れ着いたのであれば似たようなものなのかもしれませんが。
今となっては平子も一護に対して「俺たち家族やろ!」とかB級ドラマのようなことを言い出してもおかしくありません。

あまりにも長いこと登場していなかったため、越智先生を石田と勘違いして、随分と性格変わったなこいつ、などと思っていました。
尸魂界の命令に背いて虚園へ行こうとする一護。彼が頼ったのは、困ったときにはドラえもんのようになんでも出してくれるあの男、浦原でした。そして一護に同行しようとする石田とチャド。二人の姿を見て、一瞬だけクジ引きで10回連続ティッシュが当たった時のような顔をした一護は、はっきりと「オマエらの力じゃ…」と戦力外通告をしようとします。
石田についてはそう捨てたものでもなく、もう一回例のドーピングでもやってくれれば上級の破面一人を道連れにするくらいの役には立ってくれるかもしれません。前回の戦いでは一応隊長格の死神と引き分けに持ち込むところまではできています。
問題はチャドです。隊長格の死神との戦いでは始解すらしていない相手に惨敗、さらには破面の出来損ないとまで言われたディ・ロイの足下にすら及ばないことが判明しています。一護に、魔王との戦いの前にこれを持って行けと言われて銅の剣を渡された勇者のような顔をされてしまうのもしかたのないことです。役に立つどころか携帯できる持ち物が一つ減るじゃねえかというくらいに嫌がられていることでしょう。
しかしチャドもただ出番のない日々を漫然と過ごしていたわけではありません。浦原の元で修行した成果を一護に見せてくれました。銅の剣かと思ったら鋼の剣だったくらいには驚いているかもしれません。きっと今のチャドなら、あのディ・ロイも瞬殺できるくらいには強くなっていることでしょう。ディ・ロイを瞬殺できるだけの実力、ということはつまり、ルキアと同等の実力にまで上がったということです。

ルキアと同等か………

……

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一護からの感謝の気持ち




分かる人がものすごく限定されている



『リボーン』

扉絵では山本がかっこよくを構えていますが、以前にZOZ団のテキストでも触れましたが、この作者、絵は上手いだけに山本が持っている剣が刀とはまったくの別物であるのが気になってしかたないです。
そういえばスクァーロとの戦いの最初に山本が「峰打ち」で攻撃していましたが、刃と峰(棟)のある日本刀ならともかく、この剣って両刃だから峰打ちも糞もなく、どっちだろうが当たっていたらスクァーロは斬られていましたね。

数秒おきに「う゛お゛ぉい!!」と叫ぶスクァーロ君がいい加減うざくなってきました。とりあえず奇声を上げてテンションを上げておくところは山崎邦正に似てるなこの人。



『アイシールド21』

阿含「テメーのスピードなら知ってんだよ、このカス」
阿含「40ヤード走、5秒2」
阿含「この距離ならギリギリ逃げられやしねえよ…!!」
ヒル魔のことを散々「カスカス」と言っておきながら、そのカスの40ヤード走のベスト記録をしっかり覚えていた阿含。知っているだけでも十分ストーカー疑惑が持たれそうなくらいにヒル魔のことを記憶し尽くしていたことが分かるのに、それを一年以上もの間記憶に残していたところを見れば、彼のツンデレ粘着ストーカーぶりがどれほどのものか窺い知れるでしょう。
阿含も焦っていたんでしょうね、思わずヒル魔への異常な執着ぶりを露呈してしまったわけです。この時の「逃げられやしねえよ…!!」という言葉も、もっと深い意味で言っていたと思われます。



『To LOVE る』、『エム×ゼロ』

「ポストいちご」の座をかけて同時期に開始したこの二作のラブコメ漫画。「ギリギリまで見せる」ことを追求した『To LOVE る』と、「ギリギリまで見せない」ことを追求した『エム×ゼロ』、対照的なこの二つの漫画はここ十数週に渡って熾烈な争いを繰り広げてきたわけですが、今やその差は歴然となりました。

長いことジャンプでは不在だった少年誌のお色気を復活させた『To LOVE る』は、『黒猫』時代から(ここだけは)評価の高かった矢吹先生の画力と、少年誌を少年誌と思わぬ暴走ぶりで全国の青少年のハートと妄想を鷲づかみにし、すでに「いちご」の玉座に片足をかけたところまでたどり着いています。
様々な制約のある少年誌において、「影」、「湯気」、「泡」、「貼り付く布地」などのテクニックを駆使し、ボーダーラインに紙一重でとどまっている過激なエロス描写を矢吹先生は繰り出してきました。しかし最近はそれすらも生ぬるいと思ったのか、擬似エロスの手法まで取り入れるようになってきました。今週の例で言えば、茂みの中で泣き崩れていた春菜、その顔には大量の涙が流れていますが、大粒すぎるこの涙、どう見ても別のモノしか見えません。しかしそれを指摘してしまえばエロ言うもんがエロの世界、何に見えようがこれは涙でしかないのです。
擬似エロスの術まで身につけた矢吹先生の過激描写は、今後も戦闘力のインフレの進むドラゴンボールのようにとどまることを知らず、どこまでも加速していくことでしょう。

そして一方の『エム×ゼロ』。こちらはどんなアングルでもパンチラだけは決してしない、「見せない」エロスという、玄人向けのエロスを追求していました。が、この侘び寂びのエロスは全国の青少年には玄人向けの扱いにくすぎるエロスだったのか、その人気は『To LOVE る』に差を付けられてしまっているようです。
さらに最近はその侘び寂びがおかしな方向に進みつつあるように見えます。
主人公とヒロインの関係について、『To LOVE る』ではヒロインが露骨に主人公にアプローチするのとは対照的に、『エム×ゼロ』ではヒロインは常にツンデレアプローチを繰り返してきました。しかし最近では『エム×ゼロ』のヒロイン柊は、ツンデレどころか露骨に主人公には気がない発言を繰り返し、そのフォローすらしなくなりました。「ツン」の部分にばかりこだわりすぎて「デレ」を見失っています。画龍点睛を欠くどころの話ではありません、手段にこだわりすぎて目的を見失っています。ただの性格の悪い女にしかなっていません。
そして今週、『エム×ゼロ』の「見せない」はエロスはついにその(間違った)究極形態にまで達してしまいました。そうです、とうとう女性キャラの登場すらなくなったのです。女性の素肌や下着を見せないどころか、女性キャラそのものを見せなくなりました。今週の女性の登場率はかろうじて1、2コマ、背景レベルの扱いで確認できる程度です。
真のラブコメを身につけたなら、女性は無用
真のラブコメが完成したのなら、女性には出逢えぬ
恋の予感に気付くまでもなく───女性(そこ)へ辿り着けぬのじゃよ
と、そんな護身完成した渋川老のような境地にでも至ってしまったのか、連載当初とは比べものにならない女性登場率の低い漫画になっています。しかし叶先生の目の前に現れているのは危機への到達を妨げる施錠門ではなく、連載の存続を妨げる施錠門、そんな気がしてしかたないです。



『斬』

今週は月島さんの登場はなし。月島さんのいない『斬』は、短冊のない七夕の笹のように何か決定的なモノが欠けているように思えるので、早い登場を望みます。

いきなり始まってしまった、貫木との真剣勝負。村山にしてみれば不本意な殺し合いでしょうが、彼もいい加減、不注意すぎるのを自覚した方がいいかもしれません。
この『斬』の世界は、今も刀を持つことが認められ、さらには真剣勝負さえも法的にも認められている世界です。刀がアクセサリーでも美術品でもハッタリの道具でもなく、日常的に殺し合いをするための道具として今も存在する世界。その世界ではちょっとしたいざこざがいつ殺し合いに発展してもおかしくありません。道でちょっと肩がぶつかっただけで殺されそうになる世界です。そのような世界に生きてきて、刀を抜き身のままで飛び込んで来るという行為がどういうことを意味するのかを自覚しなかったのはあまりにも考えが至らないと言えるでしょう。両手に札束を抱えてスラム街を歩いて何事も起きないと思うでしょうか。つまりはそういうことです。

村山の攻撃に逐一解説を入れる貫木。どうもこの世界には血の気の多い人間だけでなく解説好きな人間も多いようです。貫木の相手が村山ではなく月島さんだったら、彼が得意げに喋っている隙に問答無用で斬り殺しているところでしょう。
しかしこの貫木の親切すぎる解説、これはあながち無意味な展開というわけではありません。これは後々彼が、様々な技術を駆使するタイプのバトル漫画になくてはならない役回りをするための伏線なのです。勘のいい方はもうお気づきのことと思いますが、これは貫木を「解説役」として活躍させるための伏線なのです。
『男塾』には雷電が、『バキ』には本部という博識な解説役がいたように、今後様々な剣術が披露されることになるであろう『斬』にも、読者に戦いをわかりやすく説明してくれる解説役が必要なのです。貫木は冷静な状況判断力と刀剣と剣術に関する知識もあることを見せてくれました。この優れた状況判断力と博識ぶりは解説役にはなくてはならないものです。
刀剣や剣術に博識なだけの人間なら、すでに剣道五段の月島さんもいますが、彼女は基本的に突拍子もない言動で周囲を振り回すタイプの人間なので、解説役には向きません。そこで登場したのが貫木という解説大好きっ子なわけです。

ところで居合い抜きについてですが、『るろうに剣心』の影響か、居合い抜きとは普通に刀を構えて行う攻撃よりも素早い斬撃が可能な技術というように誤解されていることが多いようです。そもそも居合い抜きとは、抜刀状態の相手に対して、刀を納刀した不利な状態で戦うための技術であり、不意に刀を抜かれて攻撃されたときに後れを取らないための技術なのです。また、片手で斬りつけることになるため、どうしても両手持ちでの斬撃よりも威力は落ちてしまいます。より素早く強力に相手に斬りつけたいのなら、刀は抜き身で構えていた方が確実に有利です。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

一台目の「スフィンクス」の破壊に向かうネウロ達。「スフィンクス」のある未来物理研究所はやはりすでにHALの支配下に置かれていました。ネウロを待ち受けていた朝永率いる銃殺部隊。このまま2台目、3台目の「スフィンクス」でも小柴の撲殺部隊、江崎の刺殺部隊が待ち受けているってことですかね。ちょっとRPG的なノリになってきましたね。
朝永とネウロが話しているところへ唐突に出て来たカップル(?)、あまりにも唐突すぎて違和感ありまくりで怪しさいっぱいでしたが、その次のコマではいきなりガン=カタのような動きで銃を撃ち出しました。この辺のイカレ具合はやはり『ネウロ』らしいです。
当初は弥子を「最悪盾にする気」などと言っていたわけですが、いざ戦闘が始まってみると、なんだかんだ言って身を挺して弥子を守っているネウロ。この優しさには百戦錬磨のキャバ嬢でも落ちます。
久し振りの新魔界777ツ能力であっけなく銃撃部隊を蹴散らしたネウロですが、しかしこれ、ネウロが戦いで魔界能力を使ったのは初めてのことです。今までは早坂率いる銃装備の黒服男達や、怪物Xと戦ったときも、多少の怪我は負いながらも魔界能力には頼ることなく倒せていました。しかし今回は魔界能力を使わないといけないまでに苦戦していたと言えます。
そして怪我を負ったネウロ。例によって即座に傷の方は治癒されていますが、パトロン編で早坂兄に撃たれたときの傷がしばらくは残っていたことからも分かるように、人間の持つ武器に対して今のネウロは無敵ではありません。この先HALがさらに進化と対策を重ねれば、ネウロが本当に危険な状態にまで追い込まれることもあり得そうです。



『みえるひと』

明神の黒髪が異常に似合わないなと思ったら、白目に黒髪だから違和感があるんですね。



2006/8/9


ジャンプ感想(2006年36・37合併号)

・表紙

夏のお約束、今週のジャンプの表紙はジャンプキャラによる水着姿で飾られています。
1枚目の表紙は各漫画の男キャラが勢揃い。そして表紙をめくるともう一枚の表紙が登場、今度は女性キャラが勢揃いです。
さて、『ネウロ』ファンとして気になるのはネウロと弥子の水着姿です。「ポストいちご」の座を狙うラブコメ漫画としての属性を持ちながらも、『To LOVE る』や『エムゼロ』とは違い、露出度についてはかなり控えめであった『ネウロ』。これまでかたくなに水着サービスは拒み続けたネウロと弥子がどんな水着姿をしているかは気になるところです。
男性陣のネウロはというと、シャツに半ズボンという出で立ち………確かに夏らしい格好ではありますが、他のキャラがみな水着姿の中ではちょっと浮いています。しかしネウロのヘソチラが見られただけでもかなりの収穫でしょう。
そして女性陣の表紙、弥子の方はどうでしょう。この作者のことだから、際どい水着姿はないでしょうけど、ヘソ出しくらいあればかなりレアな絵が見られたことになるはずです。



えーと、弥子はどこでしょうね………
……あ、『ボーボボ』はビュティじゃなくてドンパッチなのか。ギャグ漫画だからそこはネタとしてのポイントを押さえないといけないのかな。
で、弥子はどこですか。1枚目にネウロがいたんだから弥子だけハブられたわけでもないでしょうし……

どこにも見あたらないとはどういうことか…

………あれ?



……?




!?

…………

オーノーだズラ!!

あかねちゃんかよ!!
そりゃあ「美少女の水着姿」ではあるけど……
『ボーボボ』と同じ方向性ですか…

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『BLEACH』

気が付けば裏切り者扱いになっていた織姫。確かに何の強制力もなかったウルキオラとの約束を律儀に守っている時点で大いに問題ある行動だったと思います。これじゃあ行動レベルがバカ彦くんと変わらないよ。
そしてバカ姫を助けに行くことも許さない山本総隊長。いくら破面の選りすぐりの人たちが予想外にヘタレ揃いであったとはいえ、何の準備もなくわずかな人数で敵の本拠地に乗り込めばさすがに犬死にの可能性は高いです。
とはいえ、今回織姫が拉致(or 殺害)された責がどこにあるかを考えれば、自分たちの領内にまんまと破面の侵入を許し、あげくに織姫に付けた護衛は役立たずどころか足を引っ張る様であった尸魂界側にあります。本来ならばまず責任者である山本総隊長か浮竹隊長が頭を下げるところから始めるのが筋で、一護の行動にあれこれと注文を付ける権利などありません。
しかし、山本総隊長としては日番谷たちの戦力をいたずらに失うのは避けたいところでしょうし、ついでに一護も戦力として手放したくはないところ。どうあっても織姫の救出に行かせるわけにはいきません。となれば、なんとか自分たちが上手に出て、命令する側にならなければなりません。
自分たちの失態で織姫が拉致・殺害されたということであればどうしても強気に出ることはできません。しかし、これがもし、織姫自身の意志による行動であったならば……織姫が裏切ったのだとすればこれは自分たちの責任ではなくなります。そこで山本総隊長も考えたのでしょう。真偽のほどは無視して織姫の裏切りという話に持っていけば自分たちの有利に話が進められると。「井上の霊圧が残ってんだよ!!」と一護が主張を始めた時、山本総隊長は「それは残念じゃ…」と言っていましたが、きっと心の中で自分の思い通りに事が進んでほくそ笑んでいたのでしょう。一護たちには見えないところでジュニアにノーグラブ勝負を仕掛けたときのマホメド・アライのような満面の笑みを浮かべていたはずです。

これだけでもかなり手口の汚い山本総隊長ですが、死神として長生きしていたのは伊達じゃありません。さらには念押しでもう一つの手も打ってありました。
あの二人のお出迎えです。行動が通り魔と変わらない死の呪文みたいな危険人物、更木剣八隊長と、そして更木隊長とは違う意味(主に性的な意味で)で危険人物である、シスコンお兄ちゃん、朽木白夜隊長です。
ハゲとオカッパは更木隊長萌えなので、彼が来れば二つ返事でほいほいついていくでしょう。ルキアも重度の兄萌え属性なので、お兄ちゃんが頼めば山本総隊長でさえ言う事を聞かせられなかった彼女も簡単に言う事を聞いてくれるでしょう。そして阿散井はとりあえず金魚の糞のようにルキアの後を付いていくので、ついでにこいつも連れ帰ることが出来ます。
彼らに言う事を聞かせるには完璧な人選です。この優れた人選をなぜ、先遣隊のメンバー選びの時に発揮できなかったのか疑問に思うくらいです。



『アイシールド21』

やはりまだ終わりじゃありませんでした。阿含もだんだんいい具合に必死な形相をするようになってきて『DEATH NOTE』終盤の夜神月のようなことになってきました。裏をかいたつもりがそのまた裏をかかれる、その繰り返しです。
かろうじて試合終了になるのを切り抜けた泥門ですが、まだ18点差と21点差の理由が残ってますね。お話的にはもうかなり泥門勝利の雰囲気が漂っていますが、この伏線が解消されない限り、最後の最後の最後で、やっぱり泥門の負けになる可能性はまだ残っていると思います。



『魔人探偵脳噛ネウロ番外編』

叶絵以外の弥子の友達がいたことに少し安心しました。弥子の友人って今まで叶絵しか出てこなかったんで。
そして、浅田の「僕等は優しく…見守る」の「僕」の謎がついに明かされました。お父さん、ちゃんと見守っていてくれたんですね(本当に見てるだけだけど)。


感動の再会



『魔人探偵脳噛ネウロ』

HALの防御プログラムには勝てなかったネウロ。前回の小手調べとは違い、全力でネウロが戦いを挑んだにも関わらずHALはネウロの攻撃を退けたのでした。ネウロがはっきりと「今のままでは…勝てない」とまで言うほどの完全な敗北。初めて見る敗北したネウロの姿です。
プライドが台北101よりも高いネウロのこと、そのショックは計り知れないもの………と、思いきや、意外に平然としています。ネウロの考えでは「勝ち負け」などは存在しない、「喰うか喰われるか」があるに過ぎないということです。ある意味、戦いに凶器を用いてでも、形勢が不利になったら逃げてでも、さらには自分の負けを宣言してでも、最後に相手を倒して自分が立っていればそれが自分の勝利であると考える最強死刑囚の考え方に近いものがあります。
「喧嘩(ファイト)じゃない、殺し合いなんだよ」ということでしょう。
ところで懲りずに二度までもネウロにいたずらしようとしてお仕置きされる弥子とお仕置きするネウロの姿が、新婚夫婦の情事のように見えて変にエロいです。
吾代のファイナルファイトのシーン、無限パンチコンボをやっていて芸の細かいこと。

一方、電波ジャックにまで発展したHALの侵攻に頭を悩ませる笛吹たち。笛吹の「進んだ対策を取らざるをえない国こそが恥なのだ!!」という発言はいいことを言いますね。無人販売所のような購入者の良心に頼るような販売システムなんて他の国では滅多に見られないものです。しかし、最近は払わずに野菜を持っていく輩や、あまつさえ支払われてあるお金を盗んでいくような人間も出るため、一部の無人販売所は自動販売機で売っているところもあるそうです。恥ずべき国民も増えているってことでしょうかね。
ところで笛吹が言っている国って、ホームランが打ちたかったら薬物とコルクバットを使う国のことですか?

現実世界でHALの援護プログラムを守るのは朝永博斗の銃犯罪部隊。朝永が「撃つ」、小柴が「殴る」、江崎が「刺す」の衝動を露わにしたわけですが、小柴も撲殺部隊みたいな部下を持っていたので、江崎も刃物部隊というHALの親衛隊を率いているかもしれません。



『ムヒョとロージー』

いきなり特別編が始まっていたことに気付かず、レナを制服を着た毒島さんだと思いこんでいました。実際素で制服コスプレくらいはやりそうな人に見えます。
あと、ムヒョはさすがに中学生としてででも誤魔化せないと思います。
女生徒と恋愛関係になって、苦悩の末自殺した先生の話ですが、なんか「女生徒と恋に落ちる→苦悩の末自殺」って、過程が一気に飛びすぎていませんか?
きっとこの語られなかった「恋に落ちる→自殺の間」に、少年誌では絶対に描けないような過程も入っていたんでしょうね。



『斬』

さて、今週もZOZ団(斬を 大いに盛り上げるための 斬愛好家の団)団員である私、くろがねによる『斬』の感想を始めます。
現在ZOZ団の団員は私一人ですが、個人的に『斬』に対する反応が私と近い柳原担当医さんと、月島さんのエロスな魅力を発見し、斬研究の発展に大きな貢献を果たしたSnowSwallowさんを、勝手に団員に推薦したいと思っています。

ただの読者には興味ありません。この中に研無刀使い、剣道五段の女子高生、もう立つ事すらままならない人がいたら、私のところに来なさい。以上。


さて今週はセンターカラー。そして煽りには…
「早くも人気超沸騰!!胸うずく学園剣術アクション!!」
雑誌発売までのタイムラグを考えると、まだ第一話のアンケートの結果も出ていないかもしれないのに随分と気の早いことですが、この手の「人気沸騰」の煽りは、連載第一話が掲載された誌上の次回予告に載ることさえあるくらいに気の早いものなのであまり気にしてもしょうがないと思います。
それよりも注目すべきは「学園剣術アクション」というフレーズ。この漫画のカテゴリーが判明したわけです。私は狂気ヒロインによる「サイコ剣術ラブストーリー」だと思っていたんですが。
そしてもう一つの煽り。
「「昨日の敵は今日の友」刃で実感、その言葉!!」
今のところ、斬の敵ポジションだった牛尾や木下らはみな漏れなく消息不明の状態なのですが、彼らが仲間になる日は来るのでしょうか。

転校一週間目にして牛尾に続き二人目に絡まれる村山。転校初日に何かしでかしたんじゃないかというくらいの絡まれ率です。
どうやら村山が今座っている席(先生の指定)が貫木の席だったようですが、貫木の文句ももっともで、一週間授業をサボっていただけでその空いた席を転校生を座らせるのもおかしな話です。どう考えても貫木へイジメでしかありません。そしてそれを誰一人として村山に教えようとしないところがこのクラスの人間性の冷たさを物語っています。
そんな友達いない者同士が語り合っているところへ登場したのが我らがヒロイン、月島さん。
のっけから貫木へ不意打ち攻撃、ほんと不意打ちが好きな人です。しかも一応鞘で殴ってはいますが、「ガンッ」とかなりヤバイ音がしています。軽く血しぶきまで飛び散っているじゃないですか。その次のコマの月島さんの目もかなり怖いです。完全に「殺る」つもりで殴ってます。
この漫画の世界では刀を帯びている以上、常に死を覚悟しなければなりません。いつだって油断は禁物なのです。きっと「これが鞘でなかったら貴様は死んでいた」と言いたいところなのでしょう。早く逃げろ、貫木くん、その女は命の恩人に殺し合いを強要するような女なんだ。
それにしても月島さんはもうすっかり元気になったというのに、第一話のもう一人の負傷者、牛尾の方はいまだ音沙汰、どころか生死すらも不明のままです。確かに刀で胸を貫かれて二、三日で回復する方がおかしいので、今も集中治療室で絶対安静か、遺体安置室で永遠に安静のどちらかと考えるのが普通です。
月島さんが人間離れした回復力を見せたので、この漫画世界の人間はみな肉でも食って寝たら重傷もすぐに治る異常なヤツらばかりと勘違いしそうになりましたが、どうやらそんなこともなく、単に月島さん個人の生体が異常だったようです。

いつも屋上に一人でいるという貫木、きっとクラスになじめなくていつもこんなところにいるのでしょうね。

あと今週の絵を見て思ったのですが、この作者、一コマ一コマのキャラの動きはしっかりしていると感じました。貫木の戦闘シーンを見てもらいたいのですが、ちゃんとキャラクターに動きが感じられます。線にあちこち歪みが出るのさえ解消されるだけでも見栄えは大分変わると思います。
かわいいキャラクターが描ける、動きのある絵が描ける、これはどちらも『ポルタ』や『ツギハギ』にはなかったものです。


2006/8/2


ジャンプ感想(2006年35号)

『BLEACH』

さっさと強引に拉致ってくればいいものを、12時間の猶予を与えて、身の回りの整理とお別れの機会まで与えてくれる意外と優しいウルキオラ。優しいっていうか、思いっきり手心を加えまくりじゃないですか。織姫に気があるとしか思えないです。
ところで「相手に気付かれればその時点で命令違反と見なす」と言ってますが、破面側がなんの人質も取れていない以上、どう考えても拘束力のある命令にはなりえません。ウルキオラが渡した腕輪をバカ正直に付け続けている織姫もどうかと思いますが。織姫のことだから、ウルキオラからの贈り物か何かと勘違いしている可能性すらあります。
なんだか初々しい恋人同士のやり取りにすら見えますね。


指輪のサイズはわからなかった

ところで「相手に気付かれれば」と言っているってことは、何らかの方法で織姫の行動を知ることができるということですよね。考えられるのはあの腕輪が盗聴器の役割を果たして織姫の行動が知れるということ。つまり、今もウルキオラはあの腕輪を通して織姫の行動を逐一盗聴しているということですね。すました顔してとんだ 変態野郎です。



『リボーン』

今度の戦いの舞台も学校です。わざわざ校舎の原型をとどめないまでに作り替えるくせに、戦いの場所を校舎にこだわるのはどう見てみもツナたちへの嫌がらせです。

<ナレーション(加藤みどり)>
あの殺風景だった校舎がこんな風に変わりました。
あちこち大穴の空いたフロアー、建物の上半分は生徒全員の一週間分の生活水もまかなえそうな巨大な貯水タンクに早変わり。そしてタンクより漏れ流れる水が、穴だらけの校舎に華厳の滝のような趣ある装いを演出しています。
さらにはこれだけではありません。水位が2mを越えると、なんということでしょう!獰猛な海洋生物が放たれる仕掛けになっています。匠の粋な心遣いがこんなところにも見て取れます。


そして獄寺が「自分の命を大事にしろ」と説得されて逃げ出してきた爆発に飲み込まれたベルたんですが、意外と元気そうにしています。ついでに「うしししし。朝起きたらリングゲットしてんの、王子すげー」と、なんかとてもかわいそうな日本語で優越感を示してくれました。

ザンザス「負け犬は、かっ消す。てめーらか…」
ツナたち「!!」
ザンザス「…このカスをだ」
スクァーロ「なっ。う゛お゛ぉい!」
なんかこの二人のやり取りが漫才にしか見えないよ。特にスクァーロくんのリアクションが完全にオチに使われた時の若手芸人と同じ。彼は完全ないじられキャラですね。



『銀魂』

1ページ目の花子ちゃんがやけにかわいいと思ったのは私だけでしょうか。

バナナ入刀といい、今週のローションプレイといい、ネタがどんどん危険な方向に進んでいる気がしますが少年誌的に大丈夫なんでしょうか。
ところで九兵衛の女装(?)、東城の「ゴスロリのが似合うぞ」でやっと気付きましたが、これか!



『OVER TIME』

どう見ても夜神月です。本当にありがとうございました。



『アイシールド21』

モン太に迫る阿含の顔がホラー映画のものなっています。こえー。
そしてついに試合終了、タイムアップとなりました。
て、本当にここで終わり?
西部ガンマンズ戦の時も、後出しで三位決定戦がまだあることを泥門のメンバーすら知らないままにしておいて伏せていたくらいだから、まだこの後一波乱ありそうな気がしますけど。
あと、ムサシが言っていた18点差と21点差の違いの理由も明らかにされていませんね。ここで本当に試合終了だと未消化な部分がいろいろと残ってしまうので、まだ続きがあるんじゃないですかね。



『斬』

「まさか僕みたいな奴が真剣勝負で勝てるなんて。まあ……月島さんの助けがあったから勝てたのもあるんだけどね。へへっ、なんかこの調子で行ったら…父ちゃんみたいな武士(おとこ)らしい研無刀使いの剣豪になれるかも!………なぁんて(以下略)
相変わらず独り言の多い主人公です。彼になかなか友達ができなかった理由がだいたい分かりました。
村山の前の席に座っている前衛的な髪型の生徒にはこの独り言も聞こえていると思うのですが、どういう思いでこの独り言を聞いているのでしょうね。なるべく関わり合いにならないようにしようと思っているのか。

そして先週、左肩の骨まで達すると思われる重傷を負った月島さんでしたが、数日で退院、元気な姿を見せてくれました。かなり人間離れした治癒力ですが、常に戦いの中に身を置く人間は普通の人間とは身体の回復力からして違うものなのでしょう。『バキ』のアンチェインも、散弾銃で撃たれても肉を食ったら数時間で回復していましたし、『ワンピース』のルフィだって、腹を貫かれても肉を食ったら元気に回復しました。なので月島さんもあの後肉を食ってぐっすり寝たらもうすっかり元気になったのでしょう。

自分の命の恩人である村山にお礼を言う月島さん。さらにほんわかといいムードができたところで「放課後体育館裏に来てほしいんだけど」と約束を取り付けます。お約束とも言っていい流れで「放課後の体育館裏」というシチュエーションが出て来ました。「放課後の体育館裏」と言ったらアレですよ、そこですることは次の二択です。「異性が好きな人に告白する」か「不良がカツアゲする」かのどちらかです。

そして放課後の体育館裏……そこには木刀を持った二人の姿がありました。
月島さん「あたしと一度手合わせをお願いしたいの」
命の恩人に決闘を申し込む月島さん。放課後の体育館裏で武士が二人……勝負でしょう、ということですか。
自分の命を救ってくれた神心会のみなさんに心からのお礼を言った後に、粉塵爆破で全員を葬り去ろうとしたドイルと同じくらい突拍子もないことを言い出しました。
月島さん「心から礼を言う。アリガトウ」
月島さん「実に……言いにくいことなのだが………この場で村山くんを、葬ることにした。スマナイ」
月島さん「武士を目指す者同士、決着は必然故…………納得してくれ」

さて、木刀での立ち合いだけで済んでいればまだ「ちょっと変わった女の子」で終わっていたところですが、そこで終わらないのがこの月島さんでした。
木刀での手合わせをバカにされた→でも一理ある→だったら真剣でやればいいじゃない
と、まるで「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」というくらいの気軽さで「木刀が駄目なら真剣で殺り合えばいいじゃない」と真剣勝負を始めました。もちろん村山の意志など初めから勘定に入れちゃいません。発想が僕たち常人の斜め上をいっています。さすが月島さん!おれたちにできない事を平然とやってのけるッ。そこにシビれる!あこがれるゥ!
さらにいきなり村山の首を狙う月島さん。木刀ですら打ち所が悪ければ骨折か下手したら致命傷に至ります。それが真剣であればなおのこと、ほんのわずかな手違いで致命傷に至ります。完全に殺る気まんまんです。狂っている、狂っているよ。
しかも村山が及び腰になっていると、「あたしの事女だからってバカにしないで本気で闘ってよ」と村山に対しても本気で殺し合うことをご所望です。誰もバカにはしていないと思います。ただ気が狂っていると思っているだけです。
第一話の不意打ちヒロインというインパクトがすごかったので、二話目以降はテンションも落ちるかと思っていたんですが、そんなことはありませんでした。
最高ですよこのヒロイン。

冗談抜きで命の危機にさらされ、再び第二の人格的なものが目覚めた村山。月島さんの剣道五段の攻撃がかすりもしません。剣道というより我流にしか見えない剣さばきですが。高校を留年してまで極めた剣道五段の腕前がまったく通用しないことに大きな衝撃を受ける月島さん。おそらく「想像できるだろうか。わたしが生涯を賭けた技術力。触れもしない」と、初めて範馬勇次郎と出逢ったときのマホメド・アライのようなショックを受けているのでしょう。そしてそのまま戦意喪失してしまいます。
一見、真剣勝負の最中に無防備で相手に背を向けて隙を見せているように見えますが、この時、自分に全く勝ち目がないことを悟った月島さんは、すでに自分の死を覚悟していたのでしょう。
デートのお誘いと同じくらいの感覚で真剣での殺し合いをするような女の子です。真剣勝負で相手を殺そうとするということは、同時に自分も殺されるかも知れないということを覚悟していたのでしょう。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

☆ネウロ、ドラマCD化決定!!
・声優
 脳噛ネウロ/子安武人
 桂木弥子/植田佳奈
 X/斎賀みつき
 笹塚衛士/遊佐浩二
 ほか

いやあ、ネウロもとうとうここまで来ましたか。ドラマCDとくれば、『武装錬金』と同じく次はアニメ化か!?といろいろと期待もわいてきます。
ストーリーは完全オリジナル。Xと笹塚が登場するってことは、絵石屋邸の事件以降の話になるってことですね。
声優についてはあんまり詳しくないので、子安武人氏がエヴァのロン毛の人っていうくらいしかわからなかったのですが、弥子役の植田佳奈も調べたらリアルでおもしろい人物のようですね。
あと斎賀みつき氏は「サイ」つながり?調べたらハスキーボイスの美少年役が多い人ということです。


・本編

あらすじがビックリマンシールの裏の説明みたいになっているのはなぜなんでしょう。

電脳の世界でのHALとの一騎打ちに向かうネウロ。
一方、現実世界では身動きの出来なくなっているネウロに「日頃の恨み」とイタズラをしようとする弥子ですが、ちょっと口答えしたりからかったりするだけで首を一回転させられたりハリツケにされるような間柄の二人です。後で弥子がどんな目に遭うかの方が心配になって止めてあげたくなります。

対峙するネウロとHAL。HALは今もその本体はスーパーコンピューターの中にとどまっているようです。こういう電脳世界を舞台にした話になると、HALもネットの世界を自在に動き回れるんじゃないかという気もしてしまうんですが、実際、世界に数台しかないスーパーコンピューターを使うほどのスペックを食うプログラムです、少量のデータ転送は出来ても、自分の本体を移せるだけの高スペックのマシンなどはほとんどないから自在に動き回ることもできないのでしょう。
HALを突き動かしているのは自分は絶対に「生きなくてはならない」という意志。ある意味『謎』を食うことに執着するネウロと似た存在です。作られた電子体の存在であるが故に、「生きる」こと、自分の身を守ることに執着するのでしょうか。自分をいつでも好きなときに削除する権限を持ったオリジナルの春川の存在はHALにとっては一番の脅威であったのでしょう。

HALの攻撃によって消滅させられたネウロ。これで本当に死んでしまったということはありえないので、残った髪留めから、『DB』のセルよろしく再生でもするのでしょうか。

ところでHALもXと同じく、豹変はしなさそうですね。



『ムヒョとロージー』

箱船にモズグズ様がいるよ!

毒島さんのトラック運送は食いつなぐための副業でした。客が来ないのをわかっていてわざわざ山奥に開業したってことは、完全に趣味の世界で魔法律家をやっているってことですか。
で、その毒島魔法律事務所ですが、
・「魔法律事務所」というただでさえ胡散臭い商売なのに、ビール販売を兼業していることが余計に胡散臭さを増している
・年中無休と言っているわりには所長はバイトで事務所を空けていることが多い
・年中無休で酔っぱらっている事務所所長
毒島さんの事務所への相談が少ないのは山奥だからとかそういう問題じゃないと思います。