くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2006/04)

2006/4/22


ジャンプ感想(2006年20号)

『謎の村雨くん』

「村雨クナイ」、桜坂高校2年A組出席番号25番
集めたヤツの人物像は身長167、体重56、血液型A
この男は『目立たないように目立たないように』人生を送っている
見ろ……このトロフィーや賞状…すべて『3位』…決して学校のヒーローにはなっていない……
しかも何が特技なのかよくわからん。スポーツ?音楽?作文?
写真も目立たないポジションで写っている
こいつは自分の長所や短所を人前に出さない男なんだ…
もちろんワザとだ…
「高い知能と能力を隠す」……それが最もトラブルに出くわさないことだと知っている…

実際、「村雨クナイ」なんていう名前の同級生がいたら、その名前だけでインパクトがあってみんな覚えているでしょう、と思いましたが、これとか見ると、最近は子供にイカれた変わった名前をつける親も増えているようで、「村雨クナイ」程度の名前なら今なら目立ちもしなさそうですね。



『ワンピース』

三つ目のランブルボールを使ったチョッパー。天を衝くその姿は……”怪物(モンスター)”と言えるものでした。
チョッパー「これが…長年にわたる研究の結果たどりついた…俺の究極の肉体強化!!」
チョッパー「ドーピングコンソメランブルボールだ…」
チョッパー「さぁ諸君…俺が逃げるのを止められるかな」
逃げるのかよ。

まったく一週惜しかったです。先週にこれをやってくれていたらと悔やまれてなりません。
ところでランブルボールって完全にドーピング剤ですよね。あまり過剰に摂取すると自分の肉体にも深刻なダメージが出てしまう危険な薬物です。いいんでしょうか、少年誌のジャンプでこんなことやっちゃって。薬物摂取ですよ?ドーピングを肯定しちゃってるんですよ?
ランブルボールにつぐランブルボール…戦闘につぐ戦闘………最終的にチョッパーは薬物と滅びゆく肉体とのせめぎ合いの果て、薬物を凌駕する例外の存在になりそうです。



『DEATH NOTE』

開き直った月、自分の、「新世界の神」の正当性を説き始めますが、ここでいくらかっこつけたところで二週前から晒してくれていた醜態は今さら覆い隠せません。むしろかっこつければかっこつけるほど滑稽です。
自分を「新世界の神」と主張する男に対する日本警察、SPKの人間の視線はとても冷たいものでした。あの松田ですら軽蔑丸出しの目で月を睨んでいます。自分よりはるか格下の人間を見る目つきをしています。いつだったかLが松田に向けていた目つきと同じです。
「言ってもわからぬ馬鹿ばかり…」などと言ってますが、説得するつもりなら相沢達だけでも正体がバレるまでの間にキラに賛同する思想に傾くように仕向けておけばよかったのに。相沢や模木をキラの思想に染めるのは無理でも、松田くらいは洗脳できたんじゃないでしょうか。
そして、余裕を見せている月の奥の手とは……「腕時計の中のアレ」を使うつもりでしょうか。えー、それ、火口と高田の時にも使ったじゃないですか。三度目ですよ、しかもみんなが見ている前ですよ、成功するイメージがまったく湧いてきません。もう月がこの状況を切り抜けるとしたら、DCSの展開しか思い浮かびません。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

やはり生きていたネウロ……が、予想以上のダメージを受けています。弥子は「今までどんな攻撃を受けても…ネウロは無傷で…!!」と言っていますが、早坂に打たれたときは我慢していただけですし、人間の武器でも十分魔界の生物であるネウロを傷つけ、殺すことは可能ということですよね。
そして流れ弾で死んでしまった一茂はいと哀れ…頭頂部の髪の毛の方も木っ端微塵になってます。
さすがに際どい状況に追い込まれたネウロ、その窮地に割って入ったのは弥子でした。少しでも時間を稼ごうとXに話しかけます。しかし、その話しかける相手は自分の気まぐれだけで行動する怪物Xです。会話の内容一つ間違えば、即座に殺されてしまいかねません。ムエタイの選手が範馬勇次郎と談笑するくらいに勇気のいる行動です。ちょっとでも機嫌を損じたら即ジャガッタのようにコンパクトサイズに畳まれてしまいます。
あとよく見ると、Xに話しかけている時の弥子、自分の服をぎゅっと握りしめています。細かいところでちゃんと弥子の恐怖心の表れを描いていますね。

Xが「最後の自分像」を盗もうとしたきっかけは、彼が絵石家塔湖に自分と共感するものを感じていたというのは数話前にもX自身が言っていたことでしたが、その共感するものとは「憎悪」でした。
しかし「最後の自分像」を作った時の絵石家にはもっと強い感情が満ちていた…
そしてXが由香のことを「実の娘、絵石家由香」と言っているということは、塔湖と血のつながりがないというのはウソのようですね。母親がアレなので、いつか塔湖を排除しても娘が動揺しないようにウソを教え込んでいたのでしょう。

そしてXがおしゃべりしている間に警官隊が到着。拳銃で撃たれてもものともしなかったXでしたが、さすがに集団の警官相手になると分が悪いのか、逃げることにします。
しかしこれで終わりではありませんでした。ネウロに「延長戦」を要求します。「延長戦」と聞くと、「延長は30分までの店にするよ」を思い出すのですが、この場合、とんでもない延長線となることは間違いありません。
颯爽とキャッツアイのごとく窓から飛び去っていくX。地上にいる警官隊もその姿を見上げていますが、今のXってパーカーしか着用していないんですよね。下からのアングルは非常に危険ですよ。



『もて王』

ネウロネタが多かったことが個人的にツボでしたが、それを差し引いても今週は笑えました。
が、しかし、かなり後ろに来ちゃってますね…
今週から新連載3本の開始していますし、すでにケンシロウに秘孔を突かれた状態になっている可能性もありえます。
新連載といえば、矢吹健太郎先生の新連載が次週から始まりますが、矢吹先生といえば、『カウボーイビバップ』や『ハンター×ハンター』などのパロディネタを得意とする漫画家です。同じくパロディネタを持ち味とする大亜門先生とは競合してしまいます。デッドラインまで来てしまった『もて王』の形勢は非常に悪いと言えるでしょう。



『ツギハギ漂流作家』

この漫画、確かにいろいろと突っ込み所はありますが、しかし、悪いところばかりでもないと思うのですよ。
アクションシーンはあまり動きが感じられずイマイチですが、絵自体は新人にしては整っていますし、キャラクター一人一人の顔つきもちゃんと分けようとしています。また、ギャグも下ネタ率が高いですが、笑えるものだと思います。傘や赤ペンなどの日常品を武器として使用するという設定もやり方次第では非常に面白くなった設定だと思います(生米はさすがにねーだろとは思いましたが)。
そういうわけで突っ込み所は多くても、『ポルタ』とは違い、光るものがまったくなかった漫画ではなかったと思います。

しかし今週は…今週は…




やっちゃった…
やっちゃったよ西先生…

「ヒット」とか「スマッシュ」とかって、たまたま自分がプレイしていたゲームの設定を漫画に持ち出されても読者は困惑するだけだと思うのですが。
というか、『ツギハギ』の担当はいったい何をしていたんでしょうか。こんなことになる前にストップをかけるなり、なんとかするのが担当の仕事じゃないんでしょうか。せっかくの新人が迷走するままにしておくのが担当の仕事なのでしょうか。

そういえばこの漫画って未開の土地の記録を書くことが主目的でしたよね。もし、真備が今回の漂流録を書いたらどうなるんでしょうか。

……
私たちはその元漂流作家から、この島に凶悪犯罪者、隠岐が潜伏しているという話を聞くことになる。隠岐を仇とする彼は、自分の両親が隠岐に殺害されたいきさつを話していたが、私は彼の話があまりにも退屈であったため、木彫りの熊を作ることにいそしむことにした。
この木彫りの熊はただの木彫り細工ではなく、背中をなでると脱糞するという精巧なギミックを搭載している。ちなみに、この熊のモデルとなったのは、私のペットである…
(中略)
…そして隠岐は私たちにも生米を投げつけて襲いかかってきた。隠岐の投げる生米の威力から簡単に倒せる相手ではないことを私は悟った。そこで、かの大作家藤原フヒトから直伝された、傘から破壊光線を発する技で反撃し、隠岐を文字通り粉々に粉砕したのだ。


……
……
……



事実しか書けないってつらいね



『タカヤ』





2006/4/14


ジャンプ感想(2006年19号)

『ワンピース』

やっと決着が付いたフランキー V.S. チャパパパ戦。コーラ補給した後の一撃で終わっていればきれいに終わったなーと思うんですが、あとの二週は蛇足なんじゃという気がします。
CP9最弱のチャパパとの戦いに3、4週。残るCP9が4人で、ルフィ V.S ルッチのボス戦は倍以上はかかると考えると、あと半年近くはこのCP9戦が続くことになりますね。長ェー。
個人的に、『ワンピース』で一番爽快だった戦いはルフィ V.S. ベラミー戦だと思います。

カブキマンの髪の毛操作術は悪魔の実によるものではなく、鍛錬によるもの。最初、食べたものの栄養をすべて髪の毛に回したのかと思いましたが、消化・栄養の吸収を早めただけなんですかね。あ、でもやろうと思えば髪の毛に養分を回すことも可能なのか。女性には羨ましいことこの上ない体質なんじゃないでしょうか、これ。
食べても食べても太らない体質……ここで我々はある人物のことに思い起こさずにはいられない…





    ,ィィr--  ..__、j
   ル! {       `ヽ,       ∧
  N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨
  ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \  つまり
  `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   >  弥子のいくら食べても
     {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠  太らない体質は「生命帰還」に
    '、 `,-_-ュ  u /|   ∠   よるものだったんだよ!!
      ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
    く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
   「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
   |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
    ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
    l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
    | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /



『ムヒョとロージー』

究極のコレクションとか言っていた「蠅王の鎧」ですが、最初の内は「またくだらぬものを集めてしまった」と五右衛門のようなことを言っていたのが、今はもう「集める」とすら言ってませんね。あからさまに全部食ってるし。コレクションする気ぜんぜんありません。せっかく長年集めた自分のコレクションまで全部食い尽くしてあと落ち込んだりしないのでしょうか。「集める」ことと「食べる」こととは、「注入する」ことと「食べる」ことと同じくらいに違うことのはずですが、ハイテンションになりすぎてその辺の区別も付いていなさそうです。



『DEATH NOTE』

二人ならLに並べる
二人ならLを越せる

敵対し合っていた二人が、最終的に力を合わせたことでLに果たせなかったキラを追いつめることに成功しました。よかった、メロがサイバイマンに道連れにされたヤムチャの如き無駄死にじゃなかったことがわかってよかった。
ニアは自分のことを「行動力に欠け」と評価していますが、確かにリスク覚悟で自ら月に接触したLとは違って、ニアは最後の最後まで自分が動くことはしませんでした。ただ、いつも床に座っていたり、また魅上が「死神の眼」で見たときのニアの寿命があまり長くなかった(ハルや松田よりも少なかった)ことを考えると、あまり自分の身体を動かさないのは性格的なことだけではなく身体が弱かったこともあるのかもしれません。

もはや言い逃れもできないところまで追いつめられた月(キラ)。うずくまって「うぐ〜」と情けない声を出したかと思うと、突然の高笑いを始めます。

「そうだ、僕がキラだ」

かなり面白い醜態悪あがきを見せてくれた月でしたが、とうとう自身がキラであることを自白します。
しかし、ついさっきまで「うぐ〜」と情けない声を出していた男の突然の不気味な笑み、これは単に開き直ったというだけでなく、自分がキラであることが明白になってもまだこの状況を打破する算段があるということでしょう。
次号の予告は「無理」。これは「うぐ〜」と情けない声を出していた男を逮捕することがニアや相沢たちには「無理」ということでしょうか。ということは、月にはSPKや相沢たちに捕まらない自信があるということです。

「そうだ、僕がキラだ」

「僕が何故あっさり自白したのかわかるか?」
「僕には確実に、おまえら全員から逃げる自身があるからだ!!」

「長年にわたるデスノートの研究の結果たどりついた…」
「僕の究極のデスノート使用法!!」




ニア「いくらなんでも物理的に「無理」ですよ」
月「うぐ〜」



『アイシールド21』

身体能力では劣る雪光の武器は「見ること」、以前に跡部様のような「眼力(インサイト)」が雪光の武器になると予測しましたが、これで当たりのようです。
「ケケケ、半年待ったぞ。この時をよ…!!」
そしてヒル魔は雪光の「眼力」が完成する時をずっと待っていたようです。王城の高見も、自分とコンビを組ませるために桜庭の成長をずっと待っていましたが、高校アメフトの世界には気の長い男が多いようです。
この試合が終わる頃には、雪光くんが「フフフ…ファーッハッハッ完成だ!!」と高笑いする姿が見られることでしょう。
そして普通の人・雪光対天才阿含&一休の対決。いくら雪光が「氷の世界」を身につけたといっても、さすがに相手が悪すぎますね。一般人が拳銃や刀で武装したのに対して、それをむかえる相手が航空母艦というくらいの圧倒的戦力差です。それは刀を持った元部がオーガに挑戦するのに似るッッ。
この絶望的戦力差をどうひっくり返すのかが気になりますね。
ところで一休はなんで同級生の阿含に対して敬語を使うんでしょう。不良のボスに他の生徒が敬語を使うようなものなのでしょうか。


『魔人探偵脳噛ネウロ』

ネウロの安否を読者に気にさせながらも、今週はネウロは倒れている姿で2、3コマ出ただけです。しかも律儀に今週は登場人物紹介からもネウロが消えています。Xの言うとおり「死んだ」ということはありえませんが、ネウロの負傷具合がどれほどのものかが気になります。
そういえば、今週は犯人一茂の方こそ1コマも登場していないですね。ネウロにブレインクラッシュされかかってはいましたが、今週まったく姿が出てこないのも変な気がします。もしかしたら、忍者のごとく寸前のところで一茂を身代わりにして助かっていた、ということもあり得るかもしれません。

さて、ネウロが動かないので好き放題、やりたい放題のX。
犬から元の姿に戻ろうとしますが、「耳はどうやってひっこめるんだっけか」と慣れない変身だったためか、元に戻るのに手間取っています。
……なるほど、うまく元の姿に戻れない、という理由付けで、Xをイヌミミのままにしておくつもりですか。『みえるひと』では狐耳ハセが出ていましたが、『ネウロ』でもこんな読者に媚びた萌えキャラアピールをするとは思いませ…



「まあいいや」
ブチブチ

………
すんませんッしたァーーーッッッ!!

媚びてるだなんて言ってほんとすいませんでした!
媚びるどころか読者を引かせてるよ!他の漫画だったら萌えチャームポイントとして扱われるイヌミミをこんな用途で使うのは松井先生だけですよ。

ネウロにトドメを刺そうとするX、しかしそこに割って入ったのは笹塚でした。さらにはX捕獲のための人員配備までも笛吹と組んで用意していました。なるほど、笹塚がかけていたあの電話は笛吹だったんですね。笛吹の協力を得てというのは充分あり得るパターンだったのにぜんぜん思いつきませんでしたねえ。
そして今週も笛吹はどう見てもツンデレです。本当にありがとうございました。
いずれは海原雄山や烈海王に並ぶベスト・オブ・ツンデレキャラに成長するんじゃないでしょうか。

一茂が豹変したので、もうキャラの豹変はないと思っていたら、不意打ちで今週は利光までもが豹変(?)。しかも「焦ってないですよ」、「俺を焦らせたら大したモンですよ」となぜか長州小力風。
安堵したところを脳天潰される利光。「死の間合い」ってよく使われる演出だけど、それを皮肉っているんでしょうかね。それにしてもXの動きがどうもぎこちない気がしますね。Xの異常な身体能力を示すというところもあるのかもしれませんが、若干不自然さが感じられます。元々動きのある描写は苦手なのかもしれませんね…

ところで私情を抑え、Xの逮捕を優先した笹塚ですが、本当にXが笹塚の家族を殺したかどうかはまだ不明なんですよね。Xを尋問したところで、鳥頭の彼はとっくに忘れている可能性のが高そうですが、今までのXの行動を見ると、Xが笹塚の家族を皆殺しにしたという可能性は低いように思えます。
Xが人を殺すのは、主に美術品の強奪の際に関係者に化けるためか、観察してみたい人間を「箱」にする時です。しかし、笹塚の家族が襲われた理由にこの二つは当てはまりそうもありません。
美術品強奪の可能性ですが、描写は少なかったですが、笹塚の家はごく一般的な家庭だったように見えます。高級な美術品を置いているような家庭には見えません。
そして家族の誰かがXの「観察の対象」となった可能性ですが、Xとしては篠原の時のように、対象の人間一人を襲えばいいだけのことで、わざわざ家に乗り込んで全員を皆殺しにする必要性がありません。
笹塚の本当の仇は他にいそうな気がします。



『タカヤ』





2006/4/6


ジャンプ感想(2006年18号)

今週は休載が多いですね。『HUNTER×HUNTER』の休載延期はまあいつものこと、『D.Grayman』も作者の病状が回復するまでにはまだ時間がかかるのでしょうが、今週は他にも『ワンピース』、『テニスの王子様』、『ジャガー』と5本が休載。でも値段は240円。なんでしょう、240円のうちの20円は「銀さんのパフェの香り付きカード」に使われたのだろうかとかどうでもいいことに考えが回ります。
今週はいつもよりも掲載作品も少ないので、たまにはジャンプの全作品の感想を書いてみます。


『銀魂』

アニメ版銀さん、ほんとに別人みたいにりりしいなあ。これでキャラの中身もアニメ版『ハーメルンのバイオリン弾き』のように人格変貌していたらそれはそれで大がかりなギャグなんですが。
そしてよりによって、巻頭、アニメ放映開始告知の回にウンコネタをやっちゃうところが銀魂らしいです。



『BLEACH』

白一護に支配権を奪われかけた一護。そこになぜか現れたのはあの人、更木剣八くんでした。大変です、よりによって死の呪文みたいな奴が助けに来やがった!誰か座尾裸留(ザオラル)さん呼んできて。
いや、ほんとにこの人なんでここにいるの?一護を追い回す想いが強すぎてとうとう人の精神世界の中にまでストーカーにきちゃったんでしょうか。



『アイシールド21』

読者の誰もヒル魔が本気で諦めたとは思っていなかったでしょうが、そこに泥門メンバーの思いも同調させたのはうまいですね。
それにしても、付き合いの長いムサシや栗田、さらに三兄弟だけでなく、まだ付き合いの短い瀧にもちゃんと伝わったんですね。て、あれ、付き合い長いはずのどぶろく先生普通に驚いてるよ。まあ、この試合に全財産を賭けていた緊張で思考に靄がかかっていたんだと思ってあげましょう。



『NARUTO』

自分で「感情の無い」と言ってるサイですが、そのわりにはやたらと人に絡みたがる性格のようですね。もしかしてかまってちゃん?そんなんだから嫌われるんだ。
そしてサスケはサスケで何度も大蛇丸の名前を呼んで、もうすっかり大蛇丸にべったりのようです。サイに冷たくあたったのは、「アタイの大蛇丸に近付くんじゃないよこの泥棒猫!」的な心情が働いたのでしょう。うわ、なにこの一部のお姉様が喜びそうな展開。



『リボーン』

「死ぬ気丸?」
「ええ、死ぬ気になる錠剤アイテムです」
ここの台詞だけ切り取ると危ないこと言ってるなー。
雷のリングの持ち主はランボ。ランボって10年後バズーカで大人になってもヘタレだった印象しかないんですが、強かったっけ?ところでランボってボンゴレファミリーじゃなかったんですね。ボヴィーノファミリーなんて設定みんな忘れていただろうによく覚えていたね、ツナ君。



『ボーボボ』

三大王やられちゃったよ。でもこの漫画のことだから三大王全部倒したらまたもっと強い幹部が出てくるんでしょうけど。
オーバーヒートしたへっぽこ丸は次週、おならどころか”実”まで出してくるでしょう。て、またウンコネタかよ。



『ムヒョとロージー』

「蠅王の鎧」って、魔道器と合体したアビゲイルを思い出しますね。弱点はきっとむき出しの顔だ。キャラもなんかかぶってるし間違いない。
「蠅王の鎧」、特殊効果は「吸収」。カービーのように物でも人でもなんでも飲み込んじゃいます。ムヒョ曰く、「攻撃でもクソミソ何でも吸収しちまうよーだナ…!」

トーマス「よかったのか、ホイホイ攻撃してきて。俺は煉だってかまわないで食っちまう人間なんだぜ」
ヨイチ「こんなこと初めてだけどいいんです…俺…トーマスさんみたいな人好きですから…」
ヨイチーー戻ってこーい。

トーマス、なんでも無差別に吸収はするけど、ちゃんと何を食ったか味は認識してるんですね。だったらほんとにクソミソでもぶん投げてやればいいんじゃないでしょうか。精神的にノックアウトできますよ。て、またウンコネタかよ。
ところで今井さんは「魔厄の小太刀」の達人であることが判明。剣道五段だそうです。たしかに古風なしゃべり方の人でしたが、今井さんにどんどん武士属性が追加されていくでござる。そのうち「たわけが」とか「は、反応できぬ」とか言い出さないか心配です。



『DEATH NOTE』

1ページ目からきっついなあ。超・ブ男ヅラを晒している元イケメンの二人組。最後まで演技を通していればまだなんとかなったかもしれないものを、L(竜崎)の時といい、レイ・ペンバーの時といい、余計なことをしたがる性格みたいですね。
とりあえずメロがやればできる子だった(過去形だけど…)みたいでよかった…
あとジェバンニよく過労死しなかったね。SPKにおける松田ポジションだなんて言ってごめんよ。



『メゾン・ド・ペンギン』

今回はツンエロ以外はほんとにどうでもよかったなあ。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

Xが成り代わっていたのは「犬」
結局これがビンゴでしたか。エリザベスちゃんは犬のくせに月に風流な思いを抱いたり「人面獣心」や「口蜜腹剣」という四字熟語を知っていたりするような犬で、絵石家由香ちゃん(推定19)は実はひとりで犬に話しかけちゃうロマンチックな乙女であることが発覚するなど、いろいろと引っかかるところはあります。しかし、1ページ目のXの台詞、
「何よりこいつは、この殺人と関係がないことが明白だからだ。下手に関係者を殺して…あんたの『謎』解きジャマしたら台無しだからね
ここですげー納得ですよ。そうです、Xはネウロに『謎』を用意していると言っておびき寄せた以上、自分でその『謎』をブチ壊しにするにわけにはいかなかったのです。だから家族の中の誰かに成り代わっているわけがなかったのです。そこまで考えれば確かに推測できなくもない答えでした。
それにしても、2chネウロスレではわりと早い段階で「X=犬説」が出ていましたが、これを予測した人はすごいですね。

一茂の開き直る姿を見て内心怒りを抑えられない弥子。「肉親が死ぬことが〜」と言われたときにも何か言いたげな表情で黙り込んでいた弥子でしたが、やはり自分の父親の事件を思い出していたようです。
そして胸の内で「ネウロと同じような事を…」、「家族がどーのなんて知ったこっちゃないよね…」と呟いていますが、今回、ネウロが一茂への「おしおき」をする時に一茂のことを腐った枝と言ったり、「残された枝まで腐ってしまう」など、ネウロにしては他の人間への気遣いが見られるようなことを言っていますよね。

そしていつものように「食事」に取りかかるネウロでしたが、その瞬間こそがXが狙っていたものでした。

そして一瞬!ほんの一瞬の死角だった・・・
食事のためにネウロの細胞がコンマ数秒動きを止めた一瞬…Xはこの一瞬をのがさなかった!
ネウロはXが『変身の天才』だということを再び思い知らされた!

ちゃんとネウロを暗殺する算段があって挑戦したんですね。ただの忘れっぽいアホの子じゃなかったんだ。
これまでのネウロの弱体化の伏線、そして完全にネウロの隙を付いたXの奇襲、今回はさすがにネウロも危険な状態に陥ったかもしれません。それに死にはしなくても、これだけ大勢の目の前で顔面をショットガンで撃たれて生きていて、「たまたままばたきをしていて」とかいう言い訳では誤魔化せそうにないですね。



『こち亀』

ビデオ8000本が入るハードディスクってどれくらいの容量でしょう。2時間程度の内容のDVDのデータサイズが7GBくらいだから、これをビデオ一本の平均として、
7GB×8000=56000GB(56TB)
56TB以上のハードディスクが必要になります。今現在大容量と言われるようなハードディスクでも1.6TBくらいまでです。それに仮に56TB以上というハードディスクが存在したとしても、OSが管理できるハードディスクの容量に限界があるので、このようなハードディスクを稼働させることは現状できません。
→参考「ハードディスク「容量の壁」」
さすがにこれは現実離れしすぎているので、もう少しありそうな考え方をすれば、あのハードディスクを80GBくらいのものだとして、そこに8000本のビデオのデータを詰め込むために、ビデオの質を劣化させてかなり容量を落としたのではと思われます。80/56000サイズ縮小なので、画質もかなりひどくなっていることでしょう。ヘタするとぼやけた画像とかすれた音声だらけでせっかく今まで取り溜めてきたビデオの内容がどれもまともに見られないものになっているかもしれません。そんなことされたらそりゃあ落ち込みますよ。



『もて王』

ちゃんと現実世界での時間の流れに合わせて漫画世界の時間を進めていることに偉いと思いました。
……てことは、あれ、2年後には必ずジ・エンド?
そして早速大蛇丸のネタ使ってるのね。原稿執筆時からジャンプ発売日までの時間差を考えると、ほぼその週のジャンプで読んだネタをパロに使っているみたいですね。4週後の『もて王』では誰か仁王立ちで気絶することになるんでしょうね。


『HANDS』(読み切り)

なんか読んだことあるなーと思ったら、赤丸に載ってたやつですか。
組長のパパがかわいい。「どっちかっていうと極道だろうが」に納得しちゃうヤクザさんたちが素敵です。
ただ、この話、読み切りとしては面白いけれど、連載として読みたいものではないですね。このまま連載化しても、普通のスポーツ漫画として突き進むしかなさそうですし。



『ツギハギ漂流作家』

親の仇討ち、ということで、犯罪者隠岐と元漂流作家のおじさんとの戦いになりました。
今の隠岐は「面倒なことに、ベテラン作家同様、自分だけの武具を見つけとるぎゃ」とのこと。
そして対峙する二人。入島した漂流作家を血祭りにあげた隠岐の武具とは…




「オレの生米で穴だらけにしてやるよ」

「オレの生米で穴だらけにしてやるよ」

「オレの生米で穴だらけにしてやるよ」


いやーー生米怖いーーー!!
生米のことを武具と呼ぶなど、生物史始まって以来のことだろうぜ

そっか、この人はいつも生米を持参しているのか。武器なんだから湿気とかでふにゃふにゃにならないようにいつも気をつけているんだろうな。というか、生米で殺されたら死んでも死にきれないよ。




生米は人に投げつけると危ないのでやめましょう


食べ物を粗末にしてはいけません


おっさんが生米から身を挺して守るシーンに全然迫力がないよ。どうにも動きが感じられないんですよね…
というかそれ以前に「おっさんは生米ぶつけられただけ」という事実が一番迫力を失わせているのかもしれません。

隠岐「ハハハハハハ。てめぇーは相変わらず笑わせてくれるなぁ」
生米持ち歩く君こそね。



『みえるひと』

強化版ハセのコモンも魂殻変化ができました。ハセと違って顔はそのままにしてるのは美形キャラ人気を狙っているからなんでしょうか。
そして今週の『みえるひと』と先々週の『アイシールド21』がシンクロニシティ。0.11秒の限界を超えた世界なわけですね。



『べしゃり暮らし』

昔はあんなに芸人大好き人間だったのがこうも180度変貌するっていうのは、女房の死に芸人が関係しているってことなんでしょうか。

父親に見られたらマズいもの:勉強さぼってAVを観ているところ<<<<勉強さぼって男友達の乳首をいじり回しているところ
うん、まだAV見つかった方がマシだよね。



『Mr.FULLSWING』

打たれるために投げられる秘球。大神さんの立場ねー。



『SNAKE HUNTER』(読み切り)

隊長の覆面、これはジャンプでありなのか…

「なんでマスクの下にマスクかぶってんスかあああ!!!?」
覆面レスラーがメインのマスクの上にかぶるオーバーマスクをご存知かね?



『ジャンプ魂』

チョッパー博覧会の七人目、すでに似せる気すらないのが潔くてすがすがしいですね。あと四人目の子は何の生き物を描こうとしたのでしょう。



ふう、いつもより作品が少ないとはいえ、全作品の感想書くとやっぱり疲れますね。