くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2006/03)

2006/3/30


ジャンプ感想(2006年17号)


『NARUTO』

サイの偽死体を作るのに使った死体はどこから用意したんだろうと思ってましたが、カブトの巻物の中でしたか。そういえば『NARUTO』の世界には巻物に物や生物が保管できるというポイポイカプセルのように便利なテクノロジーがあったことを忘れていました。
いつまたナルトたちが追ってくるかも分からないのに、小休止をした途端にいそいそと手術(?)用具の洗浄を始めるカブト。大蛇丸に「そういうのは帰ってからにしなさい」とまるで母親が子供にしつけをするかのようにたしなめられています。
さらに死体のコレクションが欠けたから新しい死体をくれと、まるでおもちゃを買ってくれとせがむ子供のように大蛇丸にせがむカブト。カブトってこんな子供っぽいキャラでしたっけ。ところで死体の所有に(性的)快感を覚える性癖もネクロフィリアと言うそうです。
大蛇丸も大蛇丸で、カブトの血液型なんて気にしちゃって、乙女チックな一面を見せています。関係ないですが、血液型占いだとか血液型で性格の診断をするのは日本だけの「風習」だそうです。日本のように4種類の血液型がバランスよくそろっている国は珍しく、ほとんどの国では血液型の分布は偏っているので、血液型占いだとか血液型診断などというのは成り立たないのです。そもそも科学的に根拠に乏しいのです。

サイが置き忘れていった絵本を見る三人。そこには二人の少年が敵と戦い成長するお話が描かれていました。
倒した敵の武器防具を奪い取り、どんどん重装備になっていく少年の姿………
雷電「ぬう…これは!」
月光「知っているのか雷電!?」
雷電「これは『77の輝輪(リング)』の試練!!」

中世の時代、『77の輝輪(リング)』と呼ばれるタフ・ガイの血も凍る地獄の訓練法があった。
77人の敵と対戦をするいわゆる77人組み手なのだが、すさまじいのはその内容。真剣勝負なうえに、対戦に勝った場合、相手の身につけている装備を戦利品として身につけて証拠として持ち帰らねばならない。
一個一個はたいしたことはないのだが、これを勝ち進むたびに身につけていくと、その重量ですさまじい疲労の地獄絵図!
ほとんどの挑戦者はその疲れのためカブトごと頭を割られて死ぬ…
(民明書房刊『ヨーロッパ中世トレーニングの起源』より)

さて、アジトに帰ってきた大蛇丸たち。そこにはサスケの姿が……
けどなんか怒ってます。約束してたのに新術の修行に付き合ってくれなかったと拗ねています。まるで仕事で忙しかった父親に遊んでくれる約束をすっぽかされたとむくれている子供のようです。
大蛇丸もいろいろと大変ですね(反抗期の子供の面倒とか)。



『リボーン』

「マーモン」、「レヴィ・ア・タン」ですぐに「七つの大罪か」と思った私は神話ヲタですか。



『DEATH NOTE』

ついに月をのぞく全員の名前がノートに書かれました。ニアがとった策はノートへの細工。魅上に、すり替えた偽物のページに名前を書かせるという方法でした。しかしそこまでは月の計算通り、とびっきりのいやらしい笑みを浮かべてくれました。
さらに唯一想定外の出来事だったメロの行動のことも思い起こしますが、「おまえにとって何の有利にも働かない。いや、迷惑極まりなかっただろう。あれはメロの大失態でしかない」と死者に鞭打つことを言っています………これ以上メロをいじめるのはやめてあげてくれ。そりゃあ、やれば出来る子じゃなかったし、ノートを取り返された後はマットと二人でカナディアンマンとスペシャルマンのビッグ・ボンバーズのようなおもしろヘタレコンビぶりを見せてくれていました。でももういじめないであげてください。
ここまでは完全に月の思惑通り……が、しかし、この時点で月が切り札を使い切り、月側の伏線の消化が完了した一方、ニア側はまだ未消化の伏線が残っています。特にメロが死んだときにニアがつぶやいた「これで問題は解決しました」の一言……うん、このまま犬死にだったらメロはほんとにサイバイマン以下の存在ですよ。
メロの死で証明されたことというと、「月側の人間でメロの顔を見たのは高田のみ→メロの死亡→高田がデスノートで殺した→ノートは魅上(or ニアたち)が持っているはず→切り離されたノートのページでも効力がある」の点でしょうか。
切り札は先に出した方が負けるの法則で、次週逆転劇なんでしょうね。



『メドンドペンギン』

当初は10週打ち切りコースと思っていましたが、ものすごく地味に人気は出ているようですし、意外と長持ちしそうな気がしてきました。
連載○周年を迎えても『ワンピース』とかに巻頭カラーを取られたりしながらも、細々と2年くらい続くんじゃないでしょうか。『世界ふしぎ発見!』の野々村真のような存在として。



『神力契約者M&Y』

ここだけ空気の違う漫画になってますね。ものすごく掲載雑誌を間違えたのでは感が漂います。
なんともこれほど絵が上手いということ以外の感想が出てこない漫画も久々です。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

携帯でアイと連絡を取るX。そしてちょうど同じ時間に一人こそこそと携帯をかけていた笹塚。さらに笹塚を怪しませる描写が出て来ましたが、ここまで露骨なやり方をしていると完全にフェイクとしか思えないですね。
って、よく見たらかぼちゃ男(X)がかけている携帯と笹塚が持っている携帯のデザインが違いますね。これで笹塚≠Xが確定ですね。
携帯でアイと話しているときのX、携帯を手に持っていない(地面に置いている)ようにも見えますが、「X=犬説」がビンゴになるのかなあ…
ところでこの笹塚がかけていた電話の相手は誰だったんでしょうね。目立たないようにこそこそと一体誰と電話していたのやら。ネウロたちに呼びかけられてちょっとビクッとしていて、後ろめたいところがあるようですし。
1. 警察の誰か。笛吹には無断で裏で手回ししてこの事件の担当を自分に回るようにしていた
2. 恋人とストロベリートークしてた
3. 自分だけ出前(寿司特上)を頼もうとしていた

まずは妙夫人殺害の犯人が判明。弥子を片手に、窓に貼り付いてそこから部屋に入り込むという常人離れしたことを人前でやってのけているネウロですが、笹塚もそこは慣れたものなのか、「危険な入り方しやがって」と言うだけで突っ込む気はないようです。

一茂を追いつめるネウロ。「絵石家氏の場合はわかりませんが、妙夫人をこの場所に立たせるのに使った誘い文句はおそらく…」
てことは、絵石家塔湖の殺害犯も一茂なんですね。妙夫人をおびきよせたのは「遺産」の隠し場所がわかったとかなんでしょうね。



『もて王』

ラストのあいすの顔がモッコスに見えたよー。





『タカヤ』

一兵士の命と王女の命を天秤にかけて王女を置き去りにする重臣!

人(ヒョーなんとか)と獣(ジョセフィーヌ)の驚異の合体能力!!

タカヤをかばってナギサ姫やられる!!?






2006/3/21


ジャンプ感想(2006年16号)


『テニスの王子様』

両者ノックダウンの末、先に起きあがったのは……
「跡部だぁ!」
「起きあがったのは氷帝 跡部っ!!」

まだ倒れたままの越前に対し「立て!立つんだジョー!!」とばかりに、青学のメンツが声をかけます。
「越前立ち上がれぇーーーっ!!」
すげえ、「立ち上がれぇーー」なんて声援の飛ぶテニス漫画なんて始めて見ましたよ。

走馬燈のように部の先輩たちのことを思い返す越前。先輩たちから教わったことを思い起こします。

「海堂先輩には決して諦めない精神とか…」
「大石先輩には責任感を学んだかな……うん」
「不二先輩には勝負の駆け引きを」
「英二先輩には…………………気分屋なトコか?」
単に先輩の個性を言っているだけで、教わったものを言っているようには見えないのですがそこは放っておきましょう。

「桃先輩には曲げない心の強さみたいなモノを」
ここら辺、教わったとか言ってるわりにはずいぶんとあやふやな言い方をしています。

「乾先輩にはデータ………?」
「河村先輩には努力と思いやり……ま 学んだっけ?」
とうとう疑問符付いちゃった!
やっぱりお前無理してるだろ!無理矢理自分を納得させるなよ!!

そんな自己欺瞞な回想でしたが、効果はあったらしく、越前も立ち上がりサーブを打ちます。
そして試合続行かと思われましたが……




「ぶ、部長……?」



ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ



手塚「こ…こいつ」



手塚「……死んでいる……!」





跡部景吾の髪の毛は 忘却の彼方に消え去りました−
それは世の中の人々には 決して知られることのない 影の歴史です……
彼の生きた 誇り高きテニスの物語は 世間に聞こえることは 決してありませんが…
彼の後輩には聞こえるでしょう…
あの時… 氷帝に宿りつつあった 新しいテニスプレイヤーには きっと…聞こえるでしょう

テニスの王様 第一部完



『アイシールド21』

今回のセナを圧倒した阿含の動きというのは、素早さ勝負でセナを上回ったというわけではなく、反応してから動けるまでの速度がセナのスピードを圧倒していたということですかね。
「見てから動くまで」のリアクションタイム、0.11秒。『バキ』では全盛期のマホメド・アライのパンチがモーションを起こしてからヒットするまでの時間0.11秒を記録し、「脳から筋肉へ下される伝達スピードを越えるもの…………すなわち…必ず当たるということです」と言われていました。セナが正面勝負で阿含を抜き去る、ということになると、セナの動きがこの反応速度の限界を超えるもの………すなわち…必ず抜けるとうことです、なんてことになってしまい、さりげなくセナが無敵になってしまいますね。
どこかのテニス漫画のように過剰な描写こそしないので目立っていませんが、この漫画も地味に人間の限界を越えた高校生が集まっています。
あと神龍寺の監督とビデオを撮った一休は、補欠の雪光には注目したのに、前回、前々回の試合であれだけ活躍していたムサシを忘れていたのは抜けていますよねえ。どこかの工事現場のおっさんが間違って試合に紛れ込んでいたとでも思っていたんでしょうか。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

笹塚に怪しい動きは見られながらも今週は目立って行動はありませんでした。笹塚がXということはないと思っているので、何か腹の中で画策しているかXへの殺意を沸き上がらせているのでしょう。
そしてネウロが出したアルコールを見て、「そんなモン…飲まッ……うん、飲まないよ」と言いよどむ弥子。言いよどむ意味がいまいちわかりませんでしたが、実は飲んだことがあるとかいうオチでしょうか。

撤収しかける笹塚と石垣たちにクロスチョップをお見舞いさせられる弥子。しかもちゃんとストッと着地しています。もうネウロにブン投げられるのは慣れてきたのでしょうか。10点満点の着地ぶりです。
あとXを怖がる石垣だけ警備に残そうとするところがナチュラル・ドSの笹塚らしいです。

「最後の自分像」に込められたメッセージは、やはり娘の由香にあてたもののようです。現状は今回の殺人事件との関連性はないようなので、事件解決後に弥子が由香に語って聞かせることになるんでしょうか。
表向きだけおべっかを使って愛想良くする他の家族とは違った由香に何か思い入れのあるところがあったのか、それとも由香自身の知らない絵石家塔湖と由香とのつながりがあったのでしょうか。

そして一方のXですが、盗むと予告した「最後の自分像」にはいまいち興味を引かれなかったようです。Xも絵石家という芸術家の人生に興味を引かれてこの像に興味を持ったのであって、「最後の自分像」が意味するものまでは知らないようです。
かぼちゃ男と由香が会話をしていることで、Xが成り代わった人間の予想から由香が完全に外れ、また、妙夫人になって死体のふりをしているという可能性(この予想はヒネくれすぎてましたが)もなくなりました。
由香との会話から、由香とは面識のある人物=家族の中の誰かということになるので、笹塚等の部外者であるということもないでしょう。
現状怪しいのは「最後の自分像」を捨てようと提案した利光でしょうか。かなりでかい物ですし、自分が盗みやすくするために像を外に持ち出せるきっかけを作ろうとしたのかもしれません。

妙夫人殺人のトリックについては推測するだけ無駄だと思うのでやめておきます。



『DEATH NOTE』

前々からそうでしたが、魅上は目つきが怖い。大蛇丸といい勝負をしています。
「死神の眼」で倉庫にいる面々の名前と寿命を割り出す魅上。名前に「神」の字が…この人が神(キラ)!じゃなくて、月のみ寿命が見えないことでキラだということを認識したんですね。これってミサが月を見つけ出したのと同じやり方ですね。

魅上が見た倉庫内の人間の寿命ですが、
Nate River(ニア):43406
Anthony Carter(レスター):8954
Halie Bulle(ハル):52458
Stephen Loud(ジェバンニ):???717
模木完造:662389
松田桃太:548192
伊出英基:9761
相沢周市:28377

これ、人間界の時間に換算するとどれくらいになるかはわかりませんが、印刷が潰れていたとか白抜きの部分に隠れていたとかいうのでなければレスターと伊出の寿命だけやけに短いですね。ここで生き延びたとしても、この二人は事故や病気などで早いうちに死ぬ運命なんでしょうか。死因は多分、レスターは気苦労がたたって倒れるか過労による死亡、伊出は眉毛がないことに気づいてショック死といったところになるんじゃないでしょうか。



『みえるひと』

コモンの手下×3≧キヌマ or ホルト、ということで「所詮あ奴など我らの中では一番の格下…」という台詞と同じくらいにわかりやすく次の敵の強さを表してくれました。
死んだと思っていた姫乃の母親は生きているということですが、どこかの海の底で大妖を封じ込めるための結界を張るお役目についているとかいう展開になるんでしょうか。



『タカヤ - 夜明けの炎刃王 - 』




2006/3/16


ジャンプ感想(2006年15号)


『アイシールド21』

圧倒的な力(天性の才能)の差を見せつける阿含。いやー、神様って不公平ですね。あと雲水くんはいつか我慢が限界に来て阿含を刺し殺すんじゃないでしょうか。
ヒル魔の狙いはスタミナ切れ?と推測するムサシらですが、雪光のこともあるので、できるだけ早い段階で阿含の手の内をすべて出させるのが目的ではないでしょうか。試合前にどぶろくコーチが阿含をよく見ておけと雪光に言っていたので、雪光の眼力(インサイト)で阿含の死角を見つけ出させようという作戦かもしれません。
そして阿含の死角をすべて見つけ出したとき、雪光の「氷の世界」が完成し、あの糞(ファッキン)ハゲが「フフフ…ファーッハッハッ完成だ!!」と高笑いを始めるのでしょう。

あと阿含のスタミナのことで「女と遊び回ってた奴とは違う」とここだけ強調していますが、常人ならいざ知らず、天性の才能を持つ阿含ですよ。女遊びとは言っても、某格闘漫画では天才が女体を食らうことで飛躍的に強くなった例もあります。阿含だけの例外で、食前食後に飽き果てるまで食らいつくす女遊びがデスマーチ以上の鍛錬効果をあげている可能性もあります。



『ワンピース』

サンジの女性に足をあげない騎士道精神はなんと己の命にも優先するものでした。「女は蹴ったらいかんもんだとたたき込まれて育った」って言ってますが、ゼフの親父にたたき込まれたんでしょうか。
で、結局ナミ対カリファで女性同士の戦いになるわけね。

まあ、このままナミとカブキマンが戦い続けてもどんどんエロい描写に拍車がかかってしまうので賢明な判断でしょう。
髪の毛でナミの両手足を縛り付け、背後から鉄製の棒で「突き殺そうかァ〜」などと言ってます。貴様、いったいどこに突きs(ry
※一部少年少女が閲覧するのに不適切な表現があったことをお詫びいたします

カブキマン「せめて一度真っ赤にいとしい花弁咲かせェ 散らすが おいらの 義理人情っ!!!」
まったく、何の花弁を散らs(ry
※一部少年少女が閲覧するのに不適切な表現があったことを重ねてお詫びいたします



『テニスの王子様』

タイブレークに突入し、白熱する王子様対王様の死闘。二人とも体重が半分ほど減りそうなくらいの大量の汗を流し、とうとう同時にぶっ倒れてしまいました。
先に起きあがった者が勝利する………って、おい、ボクシングじゃあるまいし……
テニスの試合で先に立ち上がった者が勝利するなど、テニス史始まって以来のことだろうぜ。
ところで二人のこの大量の汗に騙されそうですが、照明の撤去作業の間は試合は中断していたはずで、その間はしっかり休んでいたはずです。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

絵石屋塔湖の死には無関心だったが血のつながりのある人間の死には動揺を隠せない絵石屋家の家族たち。
「肉親が死ぬって事が…どんだけショックかわかんねーだろうな?」と言われて黙り込んでいた弥子ですが、単に主人(塔湖)が亡くなった時と奥さん(妙夫人)がなくなった時の反応の差にいぶかしんでいただけではなかったんでしょうね。弥子自身、父親を殺人事件という形で亡くしています。わからないどころか自分も同じような体験をしているのです。
しかしそこで言い返さなかったのは、このような言い草をされながらも相手の気持ちを思いやって抑えていたのかもしれません。

弥子に寄生者と表現される5人。「こいつらこそが絵石屋を蝕む寄生虫!…いや、寄生獣か?」と言ったところでしょうか。
弥子は「最後の自分像」をそんな5人の中の誰か一人へ向けたメッセージと推測していますが、この中でその可能性があるとすると、娘の由香でしょうか。由香自身は絵石屋塔湖とは血のつながりはないと言っていますが、まだ裏がありそうです。

さて、Xが入れ替わっている人物ですが、先週のカボチャ男の姿を見る限り男性であると思えますが、ヒステリアでの例があるのであの描写だけで男性であるとは確定できません。ただ、生き残っている家族の中で唯一女性の由香については、今回の妙夫人殺害の犯人、ないしは「最後の自分像」に関しての重要人物であると思うので、彼女がXが入れ替わった人物であるというのはないと思います。
さらに今週は笹塚に怪しい動きが見られていますが、これもフェイクでしょう。カボチャ男は昨日初めてネウロと弥子と対面して「得体の知れない奴ら」という感想を抱いていたので、やはりあの家族の中の誰かということになります。まあ、あれが笹塚だったとしたら、すでに笹塚が殺されていることになってしまうので、さすがにそれはありえないでしょうが。
ただ、笹塚については笛吹が彼を今回の事件の担当にすることを拒んでいましたし、その彼が担当に回されるのもおかしい気がします。笹塚が単独行動で動いている可能性もあります。笹塚は笹塚でXを捕らえるために彼の腹の内でいろいろと画策していそうです。
ところで、ここまでで残った家族の4人の中の誰かがXではないかと考えてきましたが、堀内家のおばあちゃんに変身していたときは死体のふりまでしていたXのことです、今殺人現場で死体となって倒れている妙夫人がXである可能性もあります。

と、まあ、まさか『ネウロ』の感想でこんな風に真面目に推理をする日が来るとは思いませんでした。



『DEATH NOTE』

ついに対峙する月(キラ)とニア。
ここでニアが月に敗れれば、ニアだけでなく、SPK、そして相沢や松田ら日本捜査本部の人間までも殺されることになります。
月「もう、メロも高田も死んだ。これで邪魔者は一人もいなくなる」
高田まで邪魔者扱いですか、ひでー。

さてここで問題です。
倉庫で月を待ち受けるニアとSPKメンバーたち。そしてそこでニアが付けていたのは…


1. Lの仮面



2. 石仮面



3. 変態仮面



4. 君もスターへ、本気(マジ)でトライ


5. モザイク




答え1
ニアの顔にはLの仮面が…
って、煽りに書いてなかったら「Lの面」だと気づかなかったのは私だけではないでしょう。しかもこの面、なんかちょっとムカつきます。
しかしニアの「Lの面」を被るという行動、相手に自分の顔を見せずに対面するというシンプルにして有効な防衛策です。さらに「Lの面」を選択したことは自分がLの意志を継いでいるということを見せつけるだけでなく、かつてLに追いつめられかかった月への心理的な揺さぶりも考えているのかもしれません。はぐれ悪魔コンビが悪魔将軍のパーツに変身した時のキン肉マンのように動揺するのを狙っているのでしょうか。





『タカヤ - 夜明けの炎刃王 - 』




2006/3/9


ジャンプ感想(2006年14号)

最近どうも疲れているのか、今週号のジャンプに先週連載が終了したはずの『タカヤ』が載っている夢を見ました。特に入れ込んでいた漫画だったというわけでもなかったんですが……
しかも夢の中らしく、その『タカヤ』の内容も非常にチープで、格闘漫画だったはずの『タカヤ』が、なぜか剣を持った馬人間と戦ったり、魔法が出て来たりと、三流ファンタジー漫画とごちゃまぜになったようなおかしな内容でした。


『リボーン』

とうとうバトル漫画の王道、修行まで始めちゃいました。かつてのほのぼの町内コメディの面影はなく、もうすっかりバトル漫画路線へと切り替わったようです。
その中で一人「間違った修行」をしていると言われている獄寺くんですが、ほんとに何のトレーニングをしているのでしょう。いかにナイスリアクションで爆風に吹き飛ばされるトレーニングか、爆風に対して三戦(サンチン)でこらえてみせるトレーニングのどちらかでしょうか。
しかしバトル要素が強くなると非戦闘要員の影が薄くなるのが路線変更された漫画の定め。六道骸編以降、ツチノコ並みの登場頻度だったハルが久々に登場しましたが、パンチラで主人公と読者の気を引くという『いちご100%』のヒロイン並みに落ちぶれた様を見せてくれました。あれ、なんだか視界が霞んでジャンプが読めないぞ。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

いわくありげな主人の死、新たな殺人、残された未完(?)の像、そして誰かと入れ替わったX……
いろいろな謎が錯綜し、純粋にストーリーものとしておもしろくなってきた今週のネウロ。なんだかまるで推理漫画のような展開になってきました。
かぼちゃ男の回想の中に出ているネウロと弥子、弥子にまでキバが生えちゃってますが、吾代や笹塚のように二人のことをある程度知っている人間は別として、よく知らない人間から見たら二人とも得体の知れない人物に見えてしまうんでしょうね。
妙夫人が殺害された時に、かぼちゃシルエット男(女)は「今、中で変な音がしたか?」と言っているので、Xが入れ替わった人間は事件には関与していないようです。
ところで「最後の自分像」ですが、これベクシンスキーのこの作品がモデルのようです。
ベクシンスキーも2005年2月にワルシャワの自宅で殺害されているのを発見、75歳の生涯を閉じています。
参考:ベクシンスキー公式サイト



『ツギハギ漂流作家』

魔物を操るおじいさんの「ぼっこり」の意味がよくわかっていませんでしたが、今週の内容を見る限り、どうやら興奮・昂揚した時に「ぼっこり」しているようで、もう少し一般的な表現に直すと、このおじいさんは橘と真備の二人を見て「もっこり」していたようです。
多分、『H×H』のヒソカみたいな性癖の持ち主なのでしょう。
・修正前「じゃが、わしをここまでボッコリさせた礼に、おぬしらには特別に教えてやろう」
・修正後「じゃが、わしをここまでモッコリさせた礼に、おぬしらには特別に教えてやろう」
なに、この男色エロじじい。

あと、いきなり魔物の中からサザエさんのオープニングのような現れ方をしたおじいさんですが、木の上にいたはずなのに、いつの間に魔物の体内に潜り込んだのでしょう。


ボッコリ家族



『DEATH NOTE』

リドナー「気絶しているだけに決まっている…軽い気絶よ…ほら…しゃべりだすわ…今にきっと目をあける…」
リドナー「メロ…そうでしょ?…起きてくれるんでしょう?」
リドナー「お…起きて!お願い、メロ!!」
リドナー「バ…バカな…か…簡単すぎる…あっけなさすぎる…」
月「ま!人生の終わりってのはたいてーの場合あっけない幕切れよのぉー」
月「さよならの一言も言わないで死んでいくのが普通なんだろーねえー」
月「ヒヒ…悟ったよーなことをゆーよーだがよぉ〜〜〜〜」

先週、やればできる子でしたと期待させておいて、いきなりのメロ死亡。もう哀れすぎて何も言えません。
いつだったかメロがニア言った「どうせ行き着く所は同じだ。そこで先に待っている…」という台詞も今となっては不吉以外のなにものでもありません。ニアにしてみたら誰がお前の所へなんか行くものかと思っていることでしょう。
大場先生はそんなにメロのことが嫌いだったのでしょうか……



『テニスの王子様』

白熱する王様(キング)対王子様の試合。その凄まじい戦いの余波で照明が壊れて落ちてくるというアクシデントまで発生しました。
とうとうテニスの試合で周囲の建築物までもを破壊するまでにレベルの高い試合が行われるようになった『テニスの王子様』。この試合が終わる頃にはコート上は瓦礫の山と化し、その巻き添えで瀧を含む氷帝のギャラリーに二、三人ほど死傷者が出るのではないでしょうか。

落下してくる照明をものともせず、一歩間違えれば下敷きになって死んでいたかもしれない状況下でもテニスを続ける越前。氷帝の部員にも自分のところの部長を棚に上げて「何てクレイジーな野郎だ……」と言われています。
しかし、そんな越前以上にすごい人がいます。目の前で自分の後輩が照明の下敷きになるかもしれない状況下でも眉ひとつ動かさずに「まだ譲ってはいない」とどうでもいい質問の返答をしている手塚部長です。
この時、落下してくる照明に注意を払わなかったのは試合中の越前とその状況を見守っていた手塚部長だけです。「まだ譲ってはいない」じゃなくて、「逃げろ」とか「危ない」とか他に言うべきことがあるだろうが。
青学の二人といい、立海の真田といい、やはり「無我の境地」などという超常現象を身につけた人たちはその思考回路も常人離れしていて、頭のネジが2、3本外れているような人たちばかりのようです。



『タカヤ-夜明けの炎刃王-』




2006/3/2


ジャンプ感想(2006年13号)

『ワンピース』

今のところ対戦相手の組み合わせは、
ルフィ V.S. ルッチ
ゾロ V.S. カク
そげキング V.S. ジャブラ
サンジ V.S. カリファ
ナミ V.S. カブキマン
フランキー V.S. チャパパパ

いつもならルフィ陣営と敵陣営の強さ順や女性対女性の組み合わせで相手が決まっていましたが、今回の組み合わせは珍しいですね。そげキングがCP9の中でも強敵のジャブラ相手に白星あげられるのか、フェミニストのサンジが女性のカリファに手ならぬ足をあげられるのかが気になるところです。
あと余ってるチョッパーはスパンダムとでしょうか。

カクが食べた悪魔の実の能力は動物(ゾオン)系でキリン。やーかわいいーー(語尾上げ)。ていうか、顔が似合いすぎです。まん丸目といい、四方形の鼻といい、この男、今となってはキリンになるために生まれてきたとしか思えません。『ネウロ』に登場する犯人なら悪魔の実なんて食べなくてもこのレベルの変身ならできそうです。
あと実の名前が気になりますけど、キリンって何科の動物だっけと思って調べたら、「ウシ目キリン科の哺乳類」とありました。なので、”ウシウシの実”モデル「キリン」でしょうか。



『BLEACH』

今週の『BLEACH』のあらすじ。
自分の内に沸き上がる衝動を抑えきれなくなった主人公が小さい女の子に襲いかかり、あわやというところで取り押さえられました。襲われた女の子はかわいそうに、目に涙を浮かべ、息を切らして怯えていました。

ところで7ページ目のハシラに、発売中のキャラクターブックの台詞抜けに関するお詫びのお知らせが載っていますが、「<お知らせ>発売中の…(略)…7P目の5コマ目、黒いコマに「それを思うとき俺の心は刃に似るんだ」が入ります。」
うわ、今ギップルが悶え死にしましたよ。
これ、台詞が抜けてしまったんじゃなく、写植の人が気を利かせて抜いておいてくれたんじゃないでしょうか。



『ムヒョとロージー』

人気投票結果発表。1〜5位についてはどうでもいいとして、6位に今井さんがランクイン。ヒロインの竹乃内奈々を抑えてのランク入りで、これで名実共に『ムヒョ』のヒロインが今井さんで確定したと言っていいでしょう。
そして、11以下のキャラクターを見ていくと…
23位 脳噛ネウロ
ちょっとそこの人!漫画間違えてる!間違えてるから!
赤丸の特別編で登場していたからなんでしょうけど、ちょっと順位高すぎです。『ネウロ』の人気投票でも魔元帥がいましたが…
あと28位の藤原裁判官補佐の絵はあんまりだと思います。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

当然のことながら、X(サイ)の総理殺害は新聞の一面トップを飾っていました。
「総理箱詰め」
「選挙前から入れ替わる?」
「刺客というより四角」
誰がうまいこと言えと言った。

子供の頃の回想でマンボウ寿司を描く弥子。マンボウ寿司ってほんとにあるみたいですね。池袋サンシャイン通りの『ぎょかい丸』という回転寿司で食べられるらしいです。マンボウ以外にもサメの心臓とかクジラなど、普通じゃないネタを出すのがウリのようです。
それにしても、まだ小さいうちからマンボウを見ただけで食べられる魚として認識できるとは、まったく怖ろしい子です。

Xが狙う「最後の自分像」とは芸術家、絵石家塔湖の最後の遺作。絵石家(えしや)って妙な名字ですが、エッシャーからきてるんでしょうか。今週の絵石家の絵と、エッシャーの写真と比べてみると、似ていないこともないと言えますが、似てないと言えば似てない……か。
今までの『ネウロ』の構図や背景にはエッシャーぽい描き方をしているものが多いので、意識しているということはありそうですけど。

ネウロをおびき寄せるためのエサを撒いたX、池の中でお昼寝してネウロが来るのを待っています。て、人間離れの具合がエスカレートしてないですか、この人。水の中で寝るって、どっかの脳に寄生生物を宿した来訪者ですか。

・今週不覚にも萌えてしまったシーン。


レタースタンド代わりにされる弥子。



『DEATH NOTE』

ノートを取り戻されて以来、月とニアとの戦いのずっと蚊帳の外にいたメロ、一時は死亡説すら流れましたが、やればできる子だというところを見せてくれました。月、ニアのどちらにとってもこれは想定外の出来事でしょうが、今のところ月の計算通りの展開になっているようなので、後々、劣勢となったニアが挽回するきっかけとなるのでしょうか。
NHN前で高田を襲撃したマット。
そこへ、おっーーと!われらがメロ兄キの登場だっー!!
で…どんないでたちだったっけ…!?


A.


B.


C.




『タカヤ』


  ( ゜д゜)__     ………
_(__つ/13号 /_ 
   /ジャンプ/
    ̄ ̄ ̄


  ( ゜д゜ )__     ………
_(__つ/13号 /_ 
   /ジャンプ/
    ̄ ̄ ̄

今まで『タカヤ』にご声援ありがとうございました!
坂本裕次郎先生の次回作に御期待下さい!!



『テニスの王子様』

跡部「ここでも邪魔するのか………手塚ぁーっ!!
なんかいよいよ本格的に手塚が死んだ人みたいな扱いになってきているんですが、手塚にしたら「ここでも邪魔するのか」なんて言われても知ったこっちゃないという気持ちでしょう。
そんな手塚ゾーンを繰り出した越前はというと、とうとう目をつぶってテニスをしています。跡部の死角をついてくる「氷の世界」に対抗するためなのか、「この越前、生来より目が見えぬ!!」とばかりに心眼でテニスを始めてしまいました
手塚ゾーンは「脳裏に焼きついたイメージだけでは到底出来っこない」、出来るようになるには「手塚の様にかなりの経験が必要だ」、とのこと。
…………………えっと、今、樺地のことを持ち出すのは厳禁ですか?