くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2005/09)

ジャンプ感想(2005年44号)

『べしゃり暮らし』

さすが漫画家の年季が違う、という話作りの上手さでそこそこおもしろかったんですが、素材的にこのまま連載で続けるのは難しそうだなあとも思っちゃいます。
たしか読み切りの時は、上妻、下ネタばかりに限界が来る→子安がボケ役、ネタを考える→上妻ツッコミ、子安ボケ役のコンビが誕生という流れだったと思いますが、これを話を膨らませて展開していくのかな。



『ワンピース』

ブルーノ以外のCP9はまだ出し惜しみ。法番隊の次は11人の陪審員登場。前座をいつまでも引き延ばされてもなあ。
「ええいうるさいっ!!これ以上噛ませ犬などいらぬわ!!!」



『アイシールド21』

瀬那が正体を明かすまでの流れは熱くてよかったです。
アイシールドを捨てちゃったらこの漫画のタイトルが意味を成さなくなっちゃうから、正体明かしは最終章まで取っておくものと思ってたんですが、今後どうするんでしょう。

盤戸戦に勝利。瀬那、赤羽との対決にも勝つ
赤羽「完敗だ…フフフ…これがもう一人のアイシールド21か…奇妙な安らぎを俺は今感じる。もう一人のアイシールド21よ、お前の名を聞かせてくれ」
瀬那「小早川瀬那!」
赤羽「瀬那…この俺のアイシールドに刻んであるこの言葉をお前に捧げよう!
   『LUCK!(幸運を)』
   そして君の未来へこれを持って行けッ!」
赤羽、血でPの文字を書き加える。
赤羽「『PLUCK』(勇気をッ!)」

こうして瀬那が赤羽のアイシールドを受け継いで、またアイシールド21としてやっていくんでしょうか。



『NARUTO』

デイダラさん自爆。そして命をかけた奥の手もカカシのせいで見事不発。しかも一部の連中には何が起きたかよく分からないまま……
もう最初から最後までグダグダです。漫画のキャラとしてはこれ以上にない残酷な仕打ちだと思います。
「とっとと死にやがった」誰かさんの三分の一も活躍していません。

デイダラを倒し、我愛羅を取り戻したものの、すでに我愛羅の命は尽きていました。目に冨樫先生の海苔が張られて死んだことをわかりやすく表しています。解剖されるグレイのような顔になってます。
「ウソみたいだろ。死んでるんだぜ、それで…」

憤りを隠せないナルト。「少し落ち着け」と言うチヨ婆の言葉にも、逆ギレし、いちいち見開き2ページを使って「うるせぇーー!!!」と言い返すナルト。お前がうるさいわ。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

新シリーズ突入。初めての旅行イベントです。
シリーズの導入部分なので、日常イベントがメインですが、あちこち仕込まれた小ネタが笑わせてくれます。どんどん減っていく吾代のおにぎり残量に一番笑いました。
「回るお寿司を1レーン食いつくして回らなくした女」ヤコ。なんだかこの台詞、ネウロの口癖に似てます。
そういえばヤコの私服姿は久々ですね。今までも表紙や回想シーンの中くらいでしか出ていなかったので新鮮です。

あかねちゃん、今回はヤコの携帯ストラップになって登場。プンスカ怒っている姿がかわいいです。髪の毛だけなのに表情豊かです。まさか髪の毛に「萌え」というものを感じる日が来るとは思いませんでした。
え、このかわいさがわからない?頭おかしいですよ。ええ、おかしいです。私の頭がね。

ところでネウロと旅行することになったこの状況。ついにお泊まりイベント発生ですか。待っていたよ、松井先生。
一つ屋根の下で男女二人…………勝負でしょう。
日本刀を持った本部以蔵が襲ってきてもおかしくないこの状況。非常にこの後の展開が楽しみです。



下はくろがねビジョンで見たときです。



『切法師』

『カイン』に続いて突き抜けました。後半のハヌマン戦は多少おもしろくなってきたし、悪くはなかったと思うんですよね。特別悪いところはなかったと思います。ただ、欠点はないけど、この漫画はこれが魅力だ!と思わせるものがなかったんだと思います。ストーリー、絵柄、主人公の性格、敵キャラ、すべてが無難にまとまりすぎていたというか…




ジャンプ感想(2005年43号)

『NARUTO』

怒りで九尾化が進んでいるナルト。デイダラさんは余裕ぶってナルトに殴られていたものと思っていたのですが、しっかりダメージ受けていました。いいとこないです。
ところで自来也がカカシに渡した封印ですが、ギョウ虫検査のシールに似てます。九尾の尾が増えるのを押さえるんだったら、尻に張った方が効果がありそうなので、本来はそういう使い方をするものだったのかもしれません。

そしていいところなしのままサクラとチヨ婆も加勢に来て絶体絶命。この窮地にデイダラも思わず悪態をつきます。
「何が後々まで残っていく永久の美だ。とっと死にやがって…
大体弱点丸出しのあの造形は自信過剰なんだよ…うん」

あ、やっぱり仲間内でもあれは気になっていたんですね。
年下のデイダラさんは一応年長者への敬意があるため口にできずにいたようですが、サソリのあの露骨なキーパーツにはずっとツッコミをいれたくてしょうがなかったのでしょう。

それにしてもデイダラさんの芸術観はいまいち理解できません。何かが爆発してれば芸術って、ドーピングで肉体強化することを究極の料理と言い張るのと同じくらいに無茶なことを言っていると思います。
そんなデイダラさんが最期に取った手段は自爆。死に際に「芸術は爆発だ」と、故岡本太郎氏を侮辱する発言を残して散っていきました。

※「芸術は爆発だ」の正しい意味についてはここを。



『ムヒョとロージー』

「消されてぇのか、身の程知らずの豚が……!!!」
いいですね、五嶺さんに悪者の貫禄が出てきました。いつかリアルで言ってみたい台詞です。あと敵対相手には本性を見せない方が威圧感があって怖さが出ます。
そして今週登場した霊も怖い。顔、顔、顔。そして頭のところからなにか突起物が出ています。
この形って……アラレちゃんでおなじみの巻きウ○チ!?
いやあああぁぁぁぁーーーー怖いーーーーーッ!!!



『テニスの王子様』

大丸くんは小学生相手に本気のラリーの応酬になっていることに少し危機感を持った方がいいと思います。
後輩のみなさんも、「大丸さん、手加減ってモンを知らねーからな」とニヤニヤしてる場合じゃなくて、「大丸さん、小学生相手に手加減なしで互角の勝負をしているよ…」と心配するところだと思います。
そしてミユキが体勢を崩した瞬間、その一瞬の隙を見逃さずにとどめを決めようとしています。
もう小学生相手に必死です。
これで終わりだとばかりに
「死にさらせぇ!!」
と、これがテニスの勝負であることを忘れさせてくれるような素敵な決め台詞を言いはなってくれます。
窮地のミユキ、そこへ手塚国光さっそうと登場。
なぜかライダーの変身のようなポーズを取っています。
「ドロボウの兄ちゃん肩が………」
ああ、肩が上がることをアピールしたかったんですね。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

後藤さんの口から語られる笹塚刑事の過去。X(サイ)に殺されたのは妹だけかと思ってましたが、なんと家族全員。そしてあの射撃の技術は後藤さんの言う地下の世界で身につけたものなんですね。
妖怪に殺された家族の敵討ちを誓う、『うしをととら』の金票(ひょう)を連想します。
回想シーンでは竹田刑事が再登場。こんな時からすでに「加工された人の表情を見るのが好きな」性癖を持っていたんですね。竹田と笹塚がコンビを組んでいたのも、笹塚の表情を気に入った竹田の推薦があったりしそうです。
そういえば、回想シーンのチンチロリンの時をのぞいて、笹塚の笑顔って今まで一度も出ていませんね…

最期まで態度はでかかった笛吹でしたが、悪い人じゃあないんですよね。えーと、あれです、最近流行のツンデレってやつです。

ラストはエレベーターに同乗していた3人+ヒステリアの旦那のブッチャケで締めくくられました。一番すごいのはやっぱり旦那さんだと思います。ていうか少しは動揺しろよ。
パパに抱えられてほっとしているケンちゃんがかわいかったです。



この人は口には出さないけど腹の中でこういうことを考えていそう。



『もて王』

ばかなーッ
ここまでジョジョネタばかりやったら…ッ!!
ジャンプのターゲットには『ワンピース』や『テニプリ』が好きな少年少女もいるッ!!
作者にとってもダメージのはずだ!!

こいつは平気だ……
まさかやるとは思わなかった………
こいつは楽しんでいる!!
担当もこれを承知だったのか!!
このままだと『もて王』はロケットで突き抜けるぞッ!!
いや突き抜けたとしてもこいつはジョジョネタをやめないッ!

『もて王』の元ネタ解説については金銀パールさんのところを見るのが早いですが、もはや迷い無しのジョジョネタオンパレード。これが大亜門が求めたもの、大亜門の「天国」だったのでしょうか。



『カイン』

ようやく最終回。
対峙していきなり魄核を破壊されたカイン。デイダラさんが見ていたら「大体弱点丸出しのあの格好は自信過剰なんだよ」と言っていたでしょう。
カインの奥の手はメガンテ。自爆でみんな道連れです。そしてさようなら。

最期にこの漫画で一番活躍したのはエンウンって人でしたね。





ジャンプ感想(2005年42号)

『銀魂』

「エロメス」って名前が妙にツボに入ってこれだけで笑わされました。

銀時「おのれエロメスめ、まんまと盗んでいきおった!」
新八「いいえ、あの方は何も盗んではいません」
銀時「いいえ、ヤツはとんでもないモノを盗んでいきました。あなたの心です!(さわやかな笑顔)」
新八「……(しばし間をおき、ほほえむ……)
   ……はい!
   ……
   ……
   ……
   ウソじゃあああボケェェェェ!!(エロメスを殴り倒す)」

ルパンネタもキャッツアイももう古いネタに入っちゃうのかな…



『BLEACH』

人に言えない事情で大ケガをした時の言い訳ランキング一位は「階段でころんだ」ですね。

千鶴「オレらもよ、ダテでオサレやってるわけじゃねェんだわ。それをおめェ………階段から転げ落ちたとかよう…それが階段でコケたキズかよ」
たつき「もういい…こいつのことは…もう…いい(ブルブル)」
千鶴「い…いいって…(ブルブル)」
織姫「いいんなら行きますよ」
千鶴・たつき「…………ッッ」

才能が……
否……細胞が見抜いた
目の前にいる相手の戦力を瞬時に見抜く才能……
それは時として霊圧の強さ以上に重要になり得る


そして後半は思わずうわぁ…と言いたくなるような萎える展開になってます。『BLEACH』でこれだけ萎えた展開は一護のオヤジが死神だった時以来です。
……て、つい最近の話じゃないか。


教室に入ってきたメンツを右から見ていくと、
・金髪巨乳(たぶんAVとか出てる)
・隈取りスキンヘッド(絶対カタギじゃない
・白髪少年(小学生…?)
・目の当たりに変なモノが生えている(どこから突っ込めばいいのだろう)
・入れ墨長髪男(チンピラです。チンピラがいます)

もう高校生に見えるかどうか以前の基準で入学を拒否されそうな連中です。人選の時点ですでに作戦に失敗しています。
どうせ来るなら新任教師にマユリ様とか更木隊長あたりが来てくれた方がおもしろかったのですが。



『みえるひと』

バトルメインの話になるとやっぱりおもしろくなくなります。
ええい、ひめのんを出さんかひめのんを!!

サングラスを外した明神が妙に男前なのがなぜか笑えてきます。目が変にキラキラしていて別人みたいだ。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

すでに仕掛けられていたもう一つの爆弾。爆発まであとわずか。この爆弾だけでも「充分に…あなた達をブッちゃけさせことはできる」というヒステリア。すでに「ブッちゃける」という言葉の意味が、「打ち明ける、さらけ出す」という意味から「ブチ撒ける」という意味にすり替わっています。某『武装錬金』のヒロインがいたらいっしょに興奮していることでしょう。

爆発を間際にしたこの状況。多くの人間の目にさらされている中、今回ばかりはネウロの魔界道具で解決、というわけにもいきません。万能だけど、ネウロが自分の正体を隠す必要がある分、いつでもどこでも使えるわけでもないという制約がつくわけですね。
そして登場したけど使われることなく終わってしまった「目潰し目薬(イビル・ドロップ)」。名称からして挿したらものすごく苦しみそうなんですが。ネウロが自分に使わずヤコに使わせようとしているところも怪しいです。


人間をやめさせられるところだったヤコ。

ここ数週、かっこよさ急上昇中の笹塚。今週もプロ並みの射撃の技術を見せて、ついでに全国の乙女のハートも射抜いたことでしょう(死語)。そろそろ松井先生のもとへ、「今時代は笹塚様だ!」というお便りや、「あ〜ん笹塚様が死んだ!先生のカバっ」というお便り(死んでない)が届く頃ではないかと思います。

この笹塚の射撃技術、後藤さんいわく、「警察学校で習うようなレベルではない」とのことですが、アイシールドのキッドのようにエリートの経歴があったのか、それとも目的があって自発的に練習したのでしょうか。
自発的に練習したのだとすると、やはりX(サイ)への復讐のために腕を磨いたんでしょうか。



『カイン』

遂に姿を現したライエン…!!
「遂に姿を現した」っていう煽りは今週で使うべきだったんじゃあ…

細目と仮面の将軍のデザイン適当ぶりがいいかんじです。



ジャンプ感想(2005年41号)

『BLEACH』

井上がいつの間にか重傷になっていたのにびっくり。ほんといつの間にやられたのさ。
夜一さんもそこは真顔で「無事じゃ、案ずるな」なんて言ってるところじゃなく、ツッコミを入れるべきところでしょう。



『タカヤ』

全選手入場!!

闘いたいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
この漫画の主人公 火叢タカヤだ!!!

デカカァァァァァいッ説明不要!! 2m32!!! 180kg!!!
プロレスラー安藤善慈だ!!!

暗殺術ならこいつが怖い!!
伊賀か甲賀の忍者 クロウだ!!!

ルールの無いケンカがしたいから闘いの求道者になったのだ!!
プロのケンカを見せてやる!!透間ヴォイド!!!

真のスポーツを知らしめたい!! スポーツマン 甲斐重之だァ!!!

特にコメントはないッ ヒキョウが強いのは当たりまえ!!
審判にはないしょだ!!! 全員ツブせ!
花房春人がきてくれた―――!!!

四連撃掌に更なる磨きをかけ ”熱血空手家”緒方一晃が帰ってきたァ!!!

文化部の仕事はどーしたッ 闘士の炎 未だ消えずッ!!
知識も理論も思いのまま!! 玉井俊作だ!!!


あまりのインスパイアぶりにまんま『バキ』風に変えてみましたが、高校生でプロレスラーとか忍者とか、
ツッコミどころいっぱいな人が多いですね。

そしてここは普通盛り上がるところなんでしょうけど………オラ、全然ワクワクしてこねェぞ!!



『DEATH NOTE』

「ふーん、見たんだ」のメロの顔がまたLっぽくなっています。
コミックス版では、月とニアの初会話時のニアの顔は修正されて普段の仏頂面になっていますが、ここに来てまたこの子供っぽい顔が登場しています。これもまたコミックスでは修正されるんでしょうかね。
ニアのイメージをめぐって原作者大場氏と描き手の小畑氏との間でささやかな対立でもあるんでしょうか。



『ナックモエ』

ヒロインのお姉ちゃんがヒステリアに似てました。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

ヒステリアは、
>A赤ん坊を抱えた女性
でした。

先週、もしAがヒステリアなら赤ん坊が爆弾という予想をしていましたが、甘いもいいところでした。
そして爆弾の隠し場所も………ぜんぜん伏線ねえーーー!!
はは、そんな推理や予想が及びつくところにあると考えるだなんて、ワタシは何回ネウロを読んできたのデスカ。

  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;  ネウロが推理漫画・・・
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  そんなふうに考えていた時期が
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f.   俺にもありました
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!


というか推理も何も、トイレの個室から全部見ていたわけですが。
ところでネウロとヤコ、トイレの個室にずっと二人きりでいたという事実ッ。この状況の方が気になって仕方ありません。なんですか、このお約束イベントは。
これが『いちご100%』なら主人公と女の子がなぜか、そんなに狭くないのに密着状態になったり、あざとい展開になるところです。
さらに『バキ』なら次のページには「レディ・ゴー」のかけ声とともにバトルが始まっています。
密室のトイレで男女二人きり………勝負でしょう

今週は『銀魂』でネコミミ、そして『ネウロ』でイヌミミと萌えを意識した構成となっておりました。


イヌミミなんて萌えちまぇぇぇ!!



ジャンプ感想(2005年40号)


『テニスの王子様』

1ページ目から樺地の顔が怖いです。
跡部「樺地は純粋であるが故…」
純粋
たしかに純粋な気持ちで大量殺戮とかしそうな顔してますけど。

手塚ゾーン対樺地ゾーン、はたから見るとお互い位置を移動しないで延々と同じ場所にボールを打ち続けているだけ。これでは勝負がつきません。
「こ…これではまるで…千日戦争(サウザンドウォーズ)の形!!千日戦いを続けてもこのままの状態で勝負はつかない!!」
この戦いを不敵に見守る跡部。二人の戦いが膠着状態にある隙を見はからって手塚に幻朧魔皇拳を撃とうとしているのでしょう。



『銀魂』

やってくれました。またヒロイン(?)にゲロ吐かせています。しかもバーベキューの火の中に。
これ、串焼きだったからまだよかったですが、鉄板焼きだったらお好み焼きのできあがりです。酢昆布入りのオリジナルお好み焼きのできあがりです。


吐きすぎ。



『デスノート』

キラをどうしても倒したいメロとニア。この二人が手を組むのかと思ったら写真の受け渡しだけしてあっさり別れています。
ニアにとってはメロの行動はほとんどが想定済み。手の平の上で踊らされている猿です。がんばれメロ。

あとメロの「ワイミーズハウス等、過去メロの顔を知っている者全てへの対処もしてあります」って言葉が気になります。ひっそりと始末されていたりして。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

回想シーンの笹塚。笹塚の笑顔が登場するのはこれが初めてですね。テンション低めの今の笹塚とはだいぶ雰囲気も違います。後藤さん筑紫も表情が豊かですし。笹塚については過去の事件が原因で変わってしまったんでしょうかね。
回想シーンの食器売り場でチンチロリンをする三人の姿も含め、徐々に笛吹刑事への好感度が上がりつつあります。えっと、これって最初に悪い印象を与えておいてから後で印象を良くすると恋愛感情に発展するという恋愛の常套手段ですか?
まだ推測するしかないですが、今週の回想シーンと、Xi(サイ)編で笹塚が「赤い箱」に対して見せていたワケありげな様子。妹がXに「箱」にされてしまったというきつい展開がありそうです。
「プレゼント用にお包みいたしますか?」という台詞がさりげなく怖いです。

さて、笹塚の携帯に表示されていた石垣刑事の名前ですが、どうやらジャンプの発売時期によって違っているそうです。早売りで月曜以前に発売されたジャンプでは「旬」、月曜以降のジャンプでは「荀」になっているようです。
しかし石垣の正しい名前は「筍」。どちらのジャンプでも間違われているところが泣けてきます。

今週のネウロのエレベーターのドアこじ開けのシーンがかっこいい。ちょっと『Hellsing』のアーカードを彷彿させます。

エレベーターに乗っていたのは女性四人。この中に「ヒステリア」がいるとネウロは断定します。
@金持ちそうな中年の女性
A赤ん坊を抱えた女性
Bメガネをかけた女子高生
C不安そうにおどおどしている女性
この中の誰かが「ヒステリア」です。この中の誰が犯人なのか。まるで推理漫画のような展開になってきました。

@金持ちそうな中年の女性
一見、この中では一番怪しくない人です。しかし首に巻いたスカーフがちょっと怪しい。冒頭で「ヒステリア」は首輪を着けていましたが、実はスカーフの下に首輪を隠しているという可能性もあり得ます。
A赤ん坊を抱えた女性
この人もあまり怪しそうには見えませんが、この抱きかかえている赤ん坊が実は偽物、爆弾だという可能性もあります。
Bメガネをかけた女子高生
一番怪しいのがこの人。冒頭の「ヒステリア」は胸もないし筋肉質でどう見ても男。この女子高生も女装した男という風にも見えます。それにヤコが「私なんかが住む世界とはケタちがい」というほどの高級ショップが並ぶようなところへ、平日(?)の昼間に女子高生が一人で来ているというのもおかしく思えます。
しかし怪しすぎて逆にこの人はフェイクという気がします。
C不安そうにおどおどしている女性
これと言って怪しいところは見あたりません。しかし首輪のようなものを着けているところが怪しいです。「ヒステリア」の外出用の簡易首輪かも知れません。
そして犯人そのDは四人全員の可能性です。
が、これについてはないと言えます。「犯人はお前だ」と言ったときのヤコの指が四人とも指していたので、四人全員というオチもあるかなと思しましたが、その後でネウロが「皆さんのうち誰かが「ヒステリア」なのです」と言っているので、まだ犯人は特定できていない、そして四人ともということもないようです。



『タカヤ』

物心つく頃からたしなんだ武道<<<<<何も格闘技は習っていなかった男の二ヶ月の修行の成果
わー、すごーい、タカヤも天才なんだねー(棒読み)



『カイン』

新しい六旗将が三人登場。
この漫画、ただでさえキャラクターの名前が覚えられないのに新キャラが追加されました。
私がこの漫画で覚えている名前はカインとイルパとヤンだけです。



ジャンプ感想(2005年39号)


『テニスの王子様』



いや、反則だからコレ。
電車の中で、この見開きの不意打ち攻撃にでかろうじて笑いをこらえたものの、乾が小さく「か、樺地ゾーン」と言っているのに耐えきれず撃沈しました。
同じ技でも使い手が異なるだけでこうも差が出るものですか。
ていうかインパクトの強さなら完全に本家の手塚ゾーンを上回っています。この樺地ゾーン、ボールだけじゃなくていろんなモノを吸い込めそうです。カービーやザンギエフもびっくりの吸引力でモノでも人でもなんでも吸い込みそうです。



『魔人探偵脳噛ネウロ』

単なるイヤ奴で終わりそうだった笛吹刑事でしたが、どうも事情がありそうです。やっぱり過去に笹塚となにかあったんでしょうね。
笛吹は根っからの管理者タイプ。今の空回りぶりを見るとあまり人をうまく扱えるように見えませんが、人を動かす立場になって実力を発揮する人はやっぱりいるものです。逆に笹塚は現場で力を発揮するタイプってかんじですね。部下の管理なんて「めんどくさい」と言って嫌がりそうです。人に指示を出して仕事させるよりも自分で動いてどうにかしちゃう人ですね。

今週の「魔界にも順番とかある」という話ですが、頭を下げた心当たりがないって、魔界でも相当のエリートだったってことですね。
ところで階級のピラミッドの底辺に食べ物のカスといっしょにヤコがいるんですが、一時期ゾウリムシ以上にはなったんじゃなかったんでしたっけ。

今週はヤコのかわいさが満載な回でもありました。「絶対着けない」って言っているにもかかわらずネウロに無理矢理ほっかむりを着けさせられているヤコ。怒りながらも頬を赤らめているところがかわいい。さらに笹塚に怒っているこのヤコ。ちょっとジェラシーチックなところがたまりません。そしてネウロに猫のように襟から持ち上げられているヤコ。
もう、幸せ一杯の顔で「腹ァいっぱいだ…」と言って昇天できるくらいにヤコのかわいさを満喫できました。


そして今週最後、ついに爆弾魔ヒステリアが登場。




きたーーーーー!!

ごめんよ、最近インパクトのある犯人が出てこないから「ヤコヤコ」言ってたけど、やっぱり僕らはこういうのを待ってたんだ!!



『HUNTER×HUNTER』

今週のHUNTER×HUNTERが凄惨な事になっていると言われていましたが、この手の下書き掲載はもうすっかり見慣れて、いつも変わらないじゃんとしか思いませんでした。

ノヴの能力は隠れ家を作るだけじゃあ戦闘では弱いと思ってましたが、応用して「ザ・ハンド」のような攻撃もできました。対象の硬さとか無視して削り取れるのだとしたらけっこう凶悪な能力なんじゃないでしょうか。
そしてそんなノヴでもビビるほどの不吉なオーラ。王の護衛軍の誰かかと思うんですが、「オレから搾り取れるだけ王に関する情報を搾り取ろうとする」っていうのがいまいち分かりませんでした。ノヴ達敵側の情報ならわかりますが、ネフェルピトーやユピーが王の情報を搾り取る理由ってあるんでしょうか。



『DEATH NOTE』

メロ、ブラックジャックのような顔になって現れました。メロってたしかアジトを爆破したときには、あの中では一番安全な位置にいたと思ったんですが、松田や元アフロの人以上に大ケガを負ってるんじゃないでしょうか。
メロは田島昭宇の漫画に出てきそうな顔つきになってきました。

キラを捕まえるために、メロとニアの二人はこのまま共闘するというかたちになるんでしょうか。


『カイン』

この漫画の主要人物って皆、将軍とか軍長とか総帥とか、なにかしらの偉そうな肩書きを持っている人ばかりでしたが、一人として指導者の資質がありそうな人がいなかったあたり、違和感を感じてしまいます。
「人の配置や情報処理…総合的な戦略を練る」の側で力を発揮するというよりは、現場で動いてどうこうする人ばかりでした。
それでも将軍とか総帥とか呼ばれていた特に偉い人なんかは現場で動いたら動いたで、自分で自分の城を壊し、「邪魔だ」という理由で部下を殺しまくったり、人に武器の届け物を頼んでおいてうっかり肝心な設計図を渡すのを忘れてそれをわざわざ自分で届けに来たり、余計なことはさせない方がよかった人たちばかりでした。