くず鉄作りの海 - ジャンプ感想ログ(2004/12)

ジャンプ2005年3・4合併号


『BLEACH』

いろいろもったいぶっていましたが、小手調べが終わり、ようやくお互いの卍解が披露されます。一護の斬撃飛ばしの技の名前は、斬魄刀の名前(斬月)にちなんで『月牙天衝』(斬撃が弧月の形になっているから?)。私の世代ではこれを「霊妙剣」(魍魎戦記MADARA)と呼びますが。
そして次回ついに一護の卍解が明らかになります。はたしてどんな卍解になるのか、ですが、斬月・月牙天衝と月絡みで来ているので、なにかしら月に名前なり性能なりを絡ませたものになるのでしょう。

そこで予想される斬月の卍解ですが……




斬月新月〜斬月満月までいます


ムーンフェイスの持っていた武装錬金のタイプも『月牙』。そしてさらにこの予想を裏付けるのが今週のこの回想の場面です。



一護と斬月の修行時


ざ、斬月がたくさんいるーーーーッ!!!



    ,ィィr--  ..__、j
   ル! {       `ヽ,       ∧ ∧
  N { l `    ,、   i _|\/ ∨ ∨ ∨ ∨
  ゝヽ   _,,ィjjハ、   | \ つまり斬月の正体は
  `ニr‐tミ-rr‐tュ<≧rヘ   >ムーンフェイス
     {___,リ ヽ二´ノ  }ソ ∠ だったんだ!!
    '、 `,-_-ュ  u /|   ∠
      ヽ`┴ ' //l\  |/\∧  / \∧  /
--─‐ァ'| `ニ--‐'´ /  |`ー ..__   `´
    く__レ1;';';';>、  / __ |  ,=、 ___
   「 ∧ 7;';';'| ヽ/ _,|‐、|」 |L..! {L..l ))
   |  |::.V;';';';'| /.:.|トl`´.! l _,,,l | _,,|  , -,
    ! |:.:.:l;;';';';'|/.:.:.:||=|=; | |   | | .l / 〃 ))
    l |:.:.:.:l;';';'/.:.:.:.:| ! ヽ \!‐=:l/ `:lj  7
    | |:.:.:.:.l;'/.:.:.:.:.:.! ヽ:::\::  ::::|  ::l /


な、なんだってーーー!!



『武装錬金』

パピヨン、戦部を倒したかと思いきや、柱の男のごとく戦部の体内に潜んでいた根来の不意打ちにやられてしまいました。
でもいくら不意打ちを食らって焦っていたからって戦部に槍を返してやることもないのになあ…
それにしても根来、物体に潜むだけならともかく、人の体の中に潜むのはなんだかいやらしい能力ですね。「貴様、いつの間に俺の内へ潜んだ!?」と言っているときの戦部は心底イヤそうな顔をしていますが、自分の知らないうちに体の中に潜まれていたら誰だって嫌がりますよねえ。

それから、ちぎれた戦部の腕からはい出てくる登場シーンはちょっとグロテスクものです。
ジョジョ一部でいえば、↓こんなことをしてるんですよ?


馬「貴様、いつの間に俺の内へ潜んだ!?」


ところで戦部ですが、今週はなかなか爽やかな男気を見せてくれました。先週までは裸になったり復元したりホムンクルスを喰っていたり変質者ぶり全開だったのですが、他の再殺部隊のメンバーとは違い、すぐに「殺せ」という考えにはいかず、戦いへのこだわりを持っていたり、剛太と火渡の戦闘を見たときにも「鍛えればいい戦士になるぞ」と発言したり、この変人再殺部隊の中では一番まともな人かもしれません。
そして今は殺すべき敵であるカズキとも「戦士に戻れたら俺と共に戦え」と約束しています。
カズキもつい嬉しくなって「喜んで」とOKを出していますが、戦部と共に戦うということはつまり、剛太が命がけで火渡と戦ってまで入隊を拒んだ奇人・変人揃いのつまはじき者の集まりの再殺部隊に入るということです。

さて、今週ラストですが、少々唐突にブラボーが登場しましたね。
前回のブラボーとの敗戦からまだ数日、しかもまだブラボー以外では負け犬飼としか戦っていません。ここでブラボーと決着を付けるというのは早すぎる気がします。おそらくはなにかしらの形でブラボーとは戦いにいたらずに事態が収拾する、またはこのブラボーが偽物という可能性もあります。
誰かの変装か、まだ能力が明かされていない毒島さんの能力で作られた偽物かなにかかもしれません。

今回の再殺編、最終的には
カズキ V.S. ブラボー
剛太 V.S. 火渡
斗貴子さん V.S. 千歳さん
という戦いになると思っています。
ただこれだと、ヴィクター化できるカズキや、まだ能力が未知数の千歳さん相手の斗貴子さんはともかくとして、剛太はちょっとドリアンと闘う加藤のように分が悪い気がします。
剛太だけ火渡にボコボコにされてサンドバッグ詰めにされないことを祈ります。




ジャンプ2005年2号

『テニスの王子様』

なんだかストーリー的にも漫画の展開としても試合をする理由はよくわからないまま手塚部長と大石副部長の試合が始まりました。
今回の一番の見所は「手塚ゾーン」に尽きますね。今まで何が「手塚ゾーン」なのかさっぱりわからなかった私ですが、今回の描写を見て、「手塚ゾーン」とは自分の周囲に竜巻を発生させて無理矢理ボールを自分の近くに吸い込む技だったと理解しました。ザンギエフのスクリュー吸い込みのようなものでしょう。
あと大石副部長がリタイアしそうな様子を見せています。全国大会になればますます超人・妖術・超能力テニスに拍車がかかり、普通人の彼にはこの先の展開にはついていけなくなると予想されます。


『武装錬金』

ずっと気になっていた戦部の「弁当」の正体でしたが、なんとホムンクルスの死骸(生きていたのかも知れないけど)でした。「見・た・な」とホラー漫画ばりのリアクションを取ってくれましたが、わざわざ戦団に連絡付けて取り寄せているってことは、彼の変食は公に知られているってことですよね。
ところで最初彼の弁当を見たとき、形が似ていたから犬飼のキラーレイビーズが喰われていたのかと思いましたよ。犬飼、戦いに敗れて上司に負け犬呼ばわりされたあげくに武装錬金も無惨に弁当にされてしまったのかと思いました。
ただ、これだけ引っ張ったわりには弁当の効果はただ気分を盛り上げているだけっていうのがどうも肩すかしを食った気もします。
ところでこんなもの食べていたら絶対お腹壊しますよね。胃とか腸とかボロボロになると思うんですが。あ、そこは自動高速修復で治しているのかな。
今回はパピヨンの戦いぶりもかっこよかったです。勝手に戦部が戦いたい相手(ホムンクルス以上の存在)を自分に置き換えているのも素敵です。


『Waq Waq』

前回から引き続きかなり展開を急いでいる感じがしますね。
水蜘蛛の術っていうのは実際に可能らしいです。前にテレビで実演した人がいたのを見たことがあります。
↓これは無理だと思いますが。


忍者もビックリ



ジャンプ2004年53号

『BLEACH』

結局、瞬関もたいして披露することなく、オカッパ娘の卍解も出ることもなく、戦意喪失で決着はついたのでしょうか。砕蜂の卍解はきっと巨大な蜂と合体して一足早い紅白歌合戦の小林幸子をやってくれるものと期待していたので残念です。
なかば予想はしていましたが、なにやら(砕蜂個人が)因縁のあった二人の関係は「マリア様が見てる」だったわけですね。回想シーンで「”夜一様”と…お呼びしても……宜しいでしょうか…」と言っている砕蜂がかわいいですね。この時の「様」付けは尊敬語の「様」ではなく、「あたしのお姉「様」」の意味での「様」付けだったのでしょう。その方面ではお堅い夜一さんにはそんなこと気づきもしなかったのでしょうが。



あきらめたらそこで戦闘終了だよ


『武装錬金』

キャラクター人気投票結果発表!
1〜3位は順当なところがそろいましたね。そして4位以下では、
人気投票募集時にはまだ登場間もなかった剛太が善戦、
印象に残ったエキストラ・ナンバー1の座を勝ち取ったロッテリや店員が11位と健闘、
3バカの中では一番影の薄すぎたかった大浜が、一話しか登場していない蝶野・弟や名も無き看護婦や、あげくに人さらいにも負けて25位、
そして太が26位(31票)、細が35位(8票)となんだかよくわからない人気の差も見られます。

今週はパピヨンの食い道楽や斗貴子さんのチャイナ服や火渡戦士長の裸にハシャぐ毒島など見所はたくさんだったのですが、個人的に一番の見所はニュートンアップル女学院に生徒として潜入している千歳さんです。
ブラボーと火渡といっしょに任務に就いていたというのが7年前のことと言いますから、その当時が今の斗貴子さんたちと同じように16、17くらいだったとしても、23、24歳は越えてます。下手すると30を越えている可能性だってあります。
しっかりセーラー服まで着込んだ千歳さんが周囲の人たちからどのような視線で見られているのかが気になるところです。
あと、ニュートンアップル女学院への潜入は火渡も「勝手にしろ」くらいにしか言っていなかったので、この女学院への潜入、そして教師としてではなく生徒として潜入したこともすべて千歳さん個人の意向で動いているものと思われます。そんなことを考えていたら、私の中で今一番素敵な『武装錬金』の登場人物が千歳さんになりつつあります。
彼女の名前からして、武装錬金の特質が「年齢を操作できる」もの、という可能性もなくはないですが、いっそ30過ぎでもセーラー服を着る人な方がなんだか好きになれそうです。


『Waq Waq』

うーわー、アールマティが護神像を喰う姿がさらに不気味になってます。